井上尚弥の”海外戦”論に、ボブ・アラムCEO「日本が軽量級の中心だ」年内”日本戦”なるか
5月6日(月)東京ドームで開催される[プロボクシング4団体統一世界スーパーバンタム級王者・井上尚弥(=31/大橋)vsルイス・ネリ(=29/メキシコ)の記者会見が4日、横浜市内で行われた。
井上の米国プロモーターである、トップランク社CEOボブ・アラム氏は、井上尚弥の海外戦について「馬鹿げている」と言い切った。
数週間前に、米国の識者や元世界王者たちが「井上がボクシングで注目されるためには、アメリカでアメリカ人を倒さなければならない」とアメリカでの試合を推奨する論を展開。
しかし井上本人はSNSで「今や軽量級の本場はここ日本にある」と現在、軽量級は日本が中心だと主張していた。
会見後の囲みで、アラム氏が米国識者たちの意見について聞かれると「私の視点で言うと、日本国外で井上尚弥が試合をするというのはありえない。馬鹿げている」とバッサリ。
その理由として「なぜなら日本国内で、あれほどの人気と強さを誇る選手というのが他にいないからです」と井上の国内での絶大な人気を指摘する。
さらに「今現在日本という国が、ボクシング軽量級の中心になっています。東京ドームで開催される全てのタイトルマッチ、4つが軽量級ですよね」と6日のマッチメイクこそがそれを示していると言う。
最後に「私から言わせていただいただくと、井上選手が日本から出て試合をするのは何のためと聞きたいです」と国外での試合はメリットが見えにくいと語った。
井上自身は以前「年内3試合を行う」と明言しており、大橋会長も「サウジアラビア開催はもちろんやります」と語っていた。
これは前WBA&IBF世界スーパーバンタム級王者のムロジョン・アフマダリエフと対戦する可能性が高いと見られているものだ。
また12月にはオーストラリアで、IBF&WBO同級1位サム・グッドマン(25=オーストラリア)と対戦交渉中だと現地メディアが報じていた。
アラム氏の方針なら、これらは国内開催になるのだろうか。今後、海外開催についてはアラム氏は「大橋会長が考えることかもしれない」とも語った。
ネリ戦後の2試合はどうなるか。まずはネリ戦の結果次第だ。
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