2021/05/23（日）UP
（最終更新：2021/05/23 17:40）

額から流血し倒れたままのシャオナン（右下）と勝利に喜ぶエスパルザ（左奥）©️UFC

WME-IMG
『UFCファイトナイト・ラスベガス27』
2021年5月23日（日・日本時間）米ネバダ州ラスベガス／UFC APEX

▼女子ストロー級マッチ
●ヤン・シャオナン（中国）
TKO　2R 2分58秒　※パウンド連打
○カーラ・エスパルザ（米国）

ダブルレッグでテイクダウンを奪いに行くエスパルザ（右）（©Getty Images／UFC）

　ヤン・シャオナン（31=中国）は同級3位の実力者。多彩な打撃を武器に、17年からUFCに参戦し、18年11月に朱里を判定で下すなど、UFC負けなしの6連勝と勢いに乗る。MMA戦績は13勝1敗1無効試合。

　対するカーラ・エスパルザ（33＝米国）は元Invicta FC世界ストロー級王者で、UFC同級4位につける。前戦となる昨年7月にマリナ・ロドリゲスに判定勝利を飾った。現在4連勝中。MMA戦績は17勝6敗。

エスパルザのグラウンドゲームに翻弄されるシャオナン（©Getty Images／UFC）

　1R、両者オーソドックス構え。シャオナンのワンツーに合わせて、エスパルザがダブルレッグでテイクダウンに成功。シャオナンを抑え込むエスパルザがサイドポジションからヒザ連打。仕掛けたアームバーをシャオナンにディフェンスされるが、残り数秒でヒジ連打。シャオナンの額がカットし出血が見られる。

　2R、開始早々にシャオナンの左ハイキックがヒット！しかし、続けた左ミドルの蹴り足をエスパルザにキャッチされ、再びテイクダウンを許してしまう。エスパルザはパスガードしてサイドを奪うと、マット・ヒューズポジションからカットしたシャオナンの額にヒジやパウンドの連打。再三のブリッジも虚しく全く動けないシャオナンを見たレフリーが試合を止めた。

　5連勝を飾ったエスパルザは大会で最も良いパフォーマンスを見せたファイター2人に贈られる「パフォーマンス・オブ・ザ・ナイト」を受賞した。　
　一方のシャオナンはUFC初黒星。10年10月から続いた連勝記録も「11」でストップした。

▶︎次ページ（動画）は、中国連勝女子シャオナンが“額流血”TKO負けした瞬間！