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 2014年12月31日に東京・両国国技館で開催された「INOKI BOM-BA-YE2014」。そのリング上で起こった、青木真也が敗者に向かい舌を出して「バーカ」と言った事件、そしてミルコ・クロコップに2連敗を喫した石井慧の今後について、IGFの総帥アントニオ猪木はどのような見解を持っているのか!?(取材日:2015年1月9日)
【この試合について聞いてます】INOKI BOM-BA-YE2014の試合レポート

PROFILE

アントニオ猪木(あんとにお・いのき)
1943年2月20日、神奈川県横浜市出身
1960年9月30日、日本プロレスでデビュー
1998年4月4日、東京ドームで引退
イノキ・ゲノム・フェデレーション会長
日本を元気にする会所属の参議院議員


第1章 ミルコに連敗を喫した石井はどうするべきか?

ーー石井慧選手がミルコ・クロコップ選手に2連敗を喫してしまったことについて、どう思われていますか?

「もうちょっと練習しないとダメですね。スタミナが足りない。技に関してはいろいろやってきているのだろうけれど、デカイ外国人選手と日本人が勝負する時の絶対的な強みはスタミナしかないんですよ。

 あとは技をどう仕掛けていくかですが、それにしても技は力に勝てない時もあるので、技を決めるためには相手のスタミナを相当奪わないといけない。ミルコも予想に反してしっかり身体を作ってきましたからね」

ーー2連敗という結果は相当厳しいと思いますが。どう立ち直るべきでしょうか。

「勝てるチャンスはいくつかあったと思います。いいじゃないですか、3回目も勝負すれば。死ぬまで食い下がればいいんです。そこで負け癖がついてしまってはダメですけれどね」

ーー今年、石井選手をどう使っていきたいとお考えですか?

「私はもう考えていません。それはIGFのスタッフたちが考えることです。思うことは多々ありますし、俺だったらこうすると考えることはありますが、私が口出しをする時代は去りました。

 ただ、残さなければいけない精神はあります。ファンに対して媚びるのではなく、ファンが手に汗を握るようなものを作っていかなければならない。ファンが背もたれに寄りかかって見ているのではなく、前屈みになって見るくらいの緊迫感あるパフォーマンスを選手は見せないとダメです。

 お客さんにウケるというのはいろいろなパターンがあります。お笑いを取るのもひとつのウケですが、本来は前屈みになって手に汗を握るのが理想です。それには自分自身の緊張度をそれくらい高めないといけません」

ーーでは、それに大みそか大会で最も近かった選手は誰ですか?

「ミルコは良かったと思いますね」

ーーここ数年、年末はボクシングの方が話題となり、地上波でもゴールデンタイムで試合が放映されています。プロレス・格闘技が再び逆転出来る可能性はあると思いますか?

「それは分かりません。ただ日本人は、赤信号もみんなで渡れば怖くないというような、多くの人がひとつの方向を向くとみんなその方向を向くんですよ。かつての格闘技も、大みそかにどの局も放映していたじゃないですか。でも、ボクシングが紅白に視聴率で勝てましたか? 驚くような視聴率を取りましたか?」

ーー視聴率に関しては話題になりませんでしたね。

「そうでしょう。ボクシングが悪いという意味ではなく、“見切り千両”という発想が日本人には一番大事な部分で、戦後70年を背負ってきてどこかで切らないといけない、転換していかなければいけない大事な時にそれが出来ないんです。頭ではやらなければいけないと思っていても、実際には動かない。

 プロレスファンも格闘技ファンも、何か新しいものを求めだしているんです。誰かがその発想を持ってやれば、業界全体が大きく変わるはずです」 ・・・

アントニオ猪木インタビュー内容
■第1章 ミルコに連敗を喫した石井はどうするべきか?
第2章 青木真也の試合後の態度は…プロとは何か?
■第3章 今の格闘技界への言いたいこと 

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