朝倉未来vsシェイドゥラエフを秋元強真が分析「ぶっちゃけ合わせやすい」
今年の大みそかに開催される『RIZIN 師走の超強者祭り』(さいたまスーパーアリーナ)の[RIZINフェザー級タイトルマッチ]で、朝倉未来(JTT)がラジャブアリ・シェイドゥラエフ(キルギス)の王座へ挑戦する。現在シェイドゥラエフは猛獣のような練習動画をSNSで公開しているが、RIZINファイターの秋元強真は7日までに自身のYouTubeチャンネルでこの試合を分析した。
シェイドゥラエフは、15戦15勝の全試合フィニッシュを誇る絶対王者で、RIZIN参戦後は武田光司、フアン・アーチュレッタ、久保優太らを下し、今年5月にはクレベル・コイケを初回KOで破り王座を戴冠。9月にはビクター・コレスニックに33秒TKO勝ちを収め、その地位を盤石にしている。
まったく死角を見せない絶対王者に対して、秋元は「ヤバいっすね。シェイドゥラエフが強いのは認めます。本当に強いですよ。バケモノだし、レベルが違うくらい強い」と前置きした後に、「でも、ほぼ瞬殺で終わっているじゃないですか、ボクシングがうまくない選手に対して。未来さんはカウンターを合わせるがうまいんで。とくにデカい入りに合わせるのが得意」と打ち合いでは朝倉が有利だと見ているようだ。
秋元はボクシングジムに通い、パンチのテクニックを向上させている。秋元はパンチのレベルも高いと評判だが、彼の目から見ると、シェイドゥラエフのパンチは大振りで隙が見えているのだろうか。「ぶっちゃけ合わせやすいと思う。下(タックル)を警戒しないで打撃だけ見れば、合わせやすい」と秋元は断言する。
シェイドゥラエフのテイクダウンに対しては「なかなか(朝倉未来が)取られないと思う」と語り、「バケモノっていいますけど、レベルがある。未来さんがコスレニックのような瞬殺は絶対にされない。逆にバチーンと当てちゃうと思う」と朝倉の打撃が当たる可能性も十分にあるという。
もちろん、秋元にとって朝倉はチームメイトでもあり憧れの存在。応援の気持ちもかなり入っているのだろうが、彼の頭には朝倉のカウンターの打撃が入るイメージが浮かんでいるようだ。
また秋元は、「勝ったら映画ですよね。未来さんとは同じジムなので、勝敗予想をすると忖度とか言われてしまうのでしませんけど、みんなが思っているような試合展開にはならないと思います。めっちゃ盛り上がる。ヒザもハイキックも全然入ると思いますよ」と興奮気味に語った。
何度も引退まで追い込まれながらも復活してきた朝倉が、最強の相手に勝って大みそかに奇跡を起こすことができるのか。RIZIN10周年の大みそかの大一番は、試合開始から目が離せなくなりそうだ。
▶次ページは、【フォト】“まるで猛獣”シェイドゥラエフのトレーニング!
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