【デモリッション】藤井章太、グッドマン田中をKO葬で新王者に
シグマコーポレーション
「DEMOLITION 20」
2014年3月2日(日)大阪・アゼリア大正
▼メインイベント DXFCウェルター級タイトルマッチ 5分3R
○藤井章太(フリー/挑戦者)
KO 2R1分45秒 ※右アッパー
●グッドマン田中(GOODMAN GYM/王者)
※藤井が第2代王者に、田中は初防衛に失敗
田中はレスリングで全日本ジュニアオリンピック88kg級銅メダル、インターハイ出場などの実績を持ち、極真空手でも関西地区交流試合優勝、日本武尊杯重量級で準優勝。その後、総合格闘技に転向して10年近くのキャリアを持つベテラン選手だ。DXFC王座は2013年2月の王座決定戦で獲得した。
藤井は空手をベースに持ち、総合格闘技のほかにもKrushやビッグバンなどの立ち技格闘技にも参戦。打撃を得意とする。
1R、ゴング早々から逸るグッドマン。いつもなら届くインローも、長身の藤井には届かない。一方、冷静に状況を見極める藤井。左ジャブを差し出すだけで相手の懐に入りそうだ。ローが当たるまで距離を縮めたグッドマンは、思い切ったロングフックから藤井の胴体に飛び込み、クラッチに成功。
コーナーまで縺れ込み、外掛けを狙うなど、グッドマンの独壇場かと思いきや、藤井は全体重を預けるように対処する。 一度はフラッシュで倒されるも直ぐさま起き上がり、コーナーにもたれ掛かって浪費を防ぐ藤井。
若干、エンジンのかかりが早い気がするグッドマン。フルパワーのグッドマンに対し、身を委ねている感のある対照的な藤井。相手のスタミナ消耗を狙った作戦か。
両者、パンチとヒザでコツコツと次の展開を覗う。重い腰を上げた藤井は、ヒザ蹴り3発で組み合いから脱出し、スタートポジションに。インローのグッドマン、パンチ中心の藤井。共にプレッシャーの掛け合いが続く。
2R開始早々、藤井の懐に入ったグッドマンは、シングルレッグからバックに回り、藤井を左右に揺さぶるがテイクダウン出来ず、コーナーまで詰める。形勢逆転を狙った藤井は、組みヒザ3発をボディーにお見舞い。
嫌うグッドマンが片足を取って藤井のバランスを崩しながらジャーマンスープレックスへ。なおもバックをキープするグッドマンだったが、余力では完全に藤井の方が上。クラッチをすり抜けた藤井がフルスロットルで、アッパー・ストレート・ヒジ打ち・フック・ヒザ蹴りと、怒涛の打撃ラッシュ。最後は藤井の代名詞とも言える右アッパーでグッドマンをキャンバスに沈めた。「死んだ親父との約束が果たせた」涙ながらのマイクに藤井コールの大合唱が巻き起こった。
▼セミファイナル(第6試合) バンタム級 5分2R
○じゅん(総合格闘技道場reliable)
一本 1R1分37秒 ※ヒールホールド
●御剣おかぱー(総斗会三村道場)
じゅんがいつもの軽快な上下ステップからハイキック。御剣は、やや重心を後ろ足にかける独特の左ストレートで互いに牽制打を放つ。この日のじゅんは余ほど調子が良いのか。右をパーリングで払われたにも関わらず、それに呼応して前進し、ロー・右ストレート・左フックのプレッシャーで御剣を後退させる。
負けじと、じゅんの右ストレートをスリッピングアウェーの形で受けた御剣がタックルに潜る。 一端、ガードポジションでスイープのタイミングを見計らい、絶妙の切り返しでトップを取った御剣。
下からじゅんは相手の腕を抱えて防御に回るが、強引に振りほどいた御剣は、体勢不十分ながらもパウンドで仕留めにかからんとする。じゅんはこれを読んで足関へ移行。ヒールホールドがガッチリ極まった。
マイクを手にしたじゅんは次の相手を指名。DEMOLITION側もサポートすることを約束した。
▼第5試合 フェザー級 5分2R
○大道翔貴(ゼロ戦クラブ)
判定3-0 ※三者とも30-28
●田中宏幸(修斗GYM神戸)
▼第4試合 フェザー級 5分2R
○天草ストロンガー四郎(チームソフトコンタクト)
一本 2R2分19秒 ※腕ひしぎ十字固め
●岡田剛史(TKエスペランサ)
▼第3試合 フライ級 5分2R
○安藤 広(和術慧舟会兵庫支部)
判定2-0 ※19-19、20-19、19-18
●尾崎龍紀(チームクラッチ)
▼第2試合 -80kg契約 5分2R
○渡部拓馬(修武館)
一本 2R3分16秒 ※アキレス腱固め
●内林幹透(フリー)
▼第1試合 ライト級 5分2R
○山本龍之介(総合格闘技チームソフトコンタクト)
一本 1R2分11秒 ※三角絞め
●伊藤風童(総合格闘技闇愚羅)
▼オープニングファイト ジュニアMMAルール 2分2R
○津島啓人(総合格闘技ゴンズジム)
一本 1R57秒 ※腕ひしぎ十字固め)
●森田将圭(和術慧舟会兵庫支部)
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