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【UFC】ショーグンが代打参戦のスミスに秒殺KO負け

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2018/07/23(月)UP

スミス(左)がショーグン(右)にケージを背負わせ、パンチとエルボーでとどめを刺した

Ultimate Fighting Championship
「UFC Fight Night 134」
2018年7月22日(日・現地時間)ドイツ・ハンブルク バークレイカード・アリーナ
Photo by Jeff Bottari/Zuffa LLC/Zuffa LLC via Getty Images

▼メインイベント ライトヘビー級 5分5R
○アンソニー・スミス(29=アメリカ)
KO 1R 1分29秒
●マウリシオ・“ショーグン”・フア(36=ブラジル/元UFC世界ライトヘビー級王者/同級8位)

 ショーグンは2005年8月に『PRIDE』でミドル級グランプリを制覇し、2010年5月には『UFC』でもライトヘビー級王座に就くなど日米で実績を残したレジェンドだ。一時は黒星が先行することもあったが、2015年8月のアントニオ・ホジェリオ・ノゲイラ戦以降は3連勝と復調。怪我の影響もあり、今回は1年4カ月ぶりの試合となる。

 対するスミスは昨年9月に元Bellator MMA世界ミドル級王者ヘクター・ロンバード、今年6月に元UFC世界ライトヘビー級王者ラシャド・エヴァンスから、いずれもKO勝ちを収めるなど成長著しい。今回は、当初ショーグンと対戦する予定であったヴォルカン・オーズデミアがビザの問題で欠場を余儀なくされたため、大会約2週間前に急遽のオファーを受けての参戦となった。

 1R、スミスの左フックにショーグンはカウンターの右フックをフルスイングするが、これは惜しくもヒットせず。すると今度はスミスが長いリーチを活かし、遠めの間合いから左右フック。これをガードしたショーグンが右フックのモーションに入った一瞬のタイミングで、スミスは右の前蹴りをアゴにクリーンヒットさせる。

 それでも構わず左右フックを振り回しながら一気に間合いを詰めるショーグン。スミスはケージ際へと追い込まれるが、ショーグンが右フックを狙ったところで、落ち着いてカウンターの右フックを叩き込む。この一発でよろめき後退するショーグンに、スミスは左ジャブからの右フックを連打。ショーグンがふらふらになりながらケージを背負うと、最後はスミスが渾身の右エルボーを振り抜いて失神KOに追い込んだ。

 レジェンドファイターを相手に値千金の秒殺KO勝利を飾ったスミスは、まずチームや家族に感謝の言葉を述べ、続けて「エルボーはお気に入りの技のひとつだ。俺のエルボーはエグいぜ」と試合のフィニッシュシーンを振り返った。さらに次戦に向けた展望を尋ねられると、スミスは「アレクサンダー・グスタフソンが自分に相応しい相手だ」と、UFC世界ライトヘビー級1位グスタフソンに対戦をアピールした。


アンダーソン(左)に強烈なボディを叩き込まれたテイシェイラ(右)

▼セミファイナル ライトヘビー級 5分3R
○コーリー・アンダーソン(28=アメリカ/UFC世界ライトヘビー級9位)
判定3-0 ※三者とも30-27
●グローバー・テイシェイラ(38=ブラジル/UFC世界ライトヘビー級3位)

 テイシェイラは2014年4月にジョン・ジョーンズのUFC世界ライトヘビー級王座に挑戦して判定で敗れたが、その後はオヴィンス・サンプルーやラシャド・エヴァンスといった強豪に連勝。昨年5月にはアレクサンダー・グスタフソンとのトップランカー対決でKO負けするも、同年12月の再起戦ではミーシャ・サークノフにTKO勝ちしている。

 対するアンダーソンはここ最近の試合でジミ・マヌワとサンプルーに連続KO負けし、キャリア初の連敗を味わうなど調子を落としていたが、今年4月にパトリック・カミンズに判定勝ち。こちらも復活の狼煙を上げている。

 1R、両者が鋭いパンチの交換からタックルを仕掛け合う展開が続き、3分に差し掛かったところでようやくアンダーソンが先制のテイクダウンに成功。テイシェイラが立ち上がっても、アンダーソンはしぶとく組みつき、終盤にもタックルでテイクダウンを奪う。テイシェイラも下からチョークを仕掛けて応戦するが、これは極まらず。

 2R、またもパンチの打ち合いからアンダーソンのタックルが決まる。すぐに立ち上がったテイシェイラもタックルを仕掛けるが、これはアンダーソンがカット。テイシェイラはパンチで勝負に出ても、逆にアンダーソンに右ストレートを効かされて動きが止まるなど苦しい展開が続く。終盤にもテイクダウンを許したテイシェイラはアンダーソンの鉄槌を浴びた。

 3R、アンダーソンがパンチで仕掛け、左右フック、右アッパー、右ボディをヒットさせる。さらにテイシェイラがタックルに入ろうとしたところで、アンダーソンが顔面ヒザ蹴り。以降もテイシェイラはタックルをことごとく潰され、逆にアンダーソンのタックルをかわせずにテイクダウンを奪われてしまった。アンダーソンが上位ランカーのテイシェイラを完封し、判定3-0で文句無しの勝利を飾った。

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