2021/10/22（金）UP
（最終更新：2021/10/22 16:30）

RIZINフェザー級王者・斎藤裕に挑む牛久絢太郎

　10月24日（日）神奈川・ぴあアリーナMMにて開催される『RIZIN.31』の個別インタビューが22日に行われ、メインイベントのフェザー級タイトルマッチで、王者・斎藤裕（34=パラエストラ小岩）に挑戦するDEEPフェザー級王者の牛久絢太郎（26=K-Clann）が取材に応じた。

　牛久は、14年のパンクラスのネオブラッドトーナメント優勝者。パンクラスでは上位ランカーとして活躍した後、18年5月からDEEPに参戦して5連勝し、前王者の弥益ドミネーター聡志を破って昨年9月に王座を獲得した。今年2月のノンタイトル戦で中村大介にKO負けを喫したが、7月のベルトを賭けたリマッチで中村を判定で下し王座を守った。

　インタビューに応じた牛久は、「すごく楽しみで、ワクワクしています」と決戦が待ち切れない様子。黒髪から金髪にしイメチェンを図ったことを指摘されると「似合っているなと思って」と不敵に笑った。

　タイトル挑戦権を得たことについては、「まさか、決まるとは思っていなかったですね。でも、斎藤選手とはずっとやりたかったんで」とニヤリ。斎藤が相手の嫌なことをすると宣言したことは、「べつに。僕は僕のことをするだけなので」と気にしていないようだ。

　19日に公開されたRIZINオフィシャルYouTubeチャンネルで『RIZIN CONFESSIONS #82』で斎藤陣営は、所属するK-Clannの横田一則代表を含めて牛久陣営に、「格闘技を知らないんじゃないの？」と挑発的な発言があったが、これについても「まあ、いろいろな見方があるんで、別に腹は立ちませんでした」とクールに受け流した。
　だが、朝倉未来が今年10月の『RIZIN LANDMARK vol.1』で萩原京平を破った後に、斎藤への挑戦を表明したことに対しては、「まずはこの試合があるんでね。俺を倒してからと言いたい」と腹立たしさを覚えたと言う。

　朝倉との対戦も気になるが、まずはタイトルマッチに集中したいというのが本音だろう。「斎藤選手は、日本トップの選手なので食らいついていきたいですね。オールラウンダーで、総合的に強い。際の攻防、サッカーボールキックでも反応が速いです。きつい、しんどい試合になると思いますが、どの場面でも負けないようにしたい」と牛久は、さらに決意を語った。
「僕はDEEP代表なので、DEEPの強さを見せたいですね。まだ自分の見せていない部分もあるので、そこをしっかりと出したい。見せていない部分？それは、お楽しみで」と、最後に秘策を用意していることをのぞかせた。