【極真会館】荒田「血みどろのド突き合いしたい」
11月2日(日)3日(月・祝)東京体育館で開催の極真会館『第46回オープントーナメント全日本空手道選手権大会』に出場する、安島喬平(あじま・きょうへい/茨城県常総支部)と荒田昇毅(あらた・しょうき/千葉県中央支部)が、大会PRのためイーファイト編集部を訪れた。
安島は昨年の同大会で4年ぶりの日本人王者となったが(2010~2012年は外国人招待選手が優勝)、荒田が負傷欠場したため今大会で決着をつけたいと言う。
「日本選手の中で昨年の全日本大会までは荒田選手が一番でした。今、自分はチャンピオンという肩書きはあっても、本当の王座は空位。自分の中では暫定王者のような位置付けです。今大会で本当のチャンピオンを決めたい」
一方、荒田は「今の極真会館では、全日本チャンピオンの安島選手の組手が最先端の組手スタイル。でも自分は昔の極真空手に憧れを持っているので、時代に逆行するような組手をあえて追及しています。最先端の安島選手の組手と自分の古い組手が決勝戦でぶつかったら面白い」と語る。
荒田の言う時代に逆行するような組手とは、「片手片足が折られても、顔を蹴られても、口から血を吐き出しても、血みどろのド突き合いで地獄まで相手を引きずり込むような、お互い息を止めて無酸素状態でド突き合うような組手です。そういう相手の心を折りに行くような組手に魅力を感じています」という。
その言葉を受けて安島も、「自分もそういう試合は嫌いじゃない。荒田選手ともし決勝で戦うのであれば、相手の土俵で堂々と勝つ。それが本当のチャンピオンだと思います。顔面パンチがあれば意識を飛ばされてKOされますが、極真は主に腹や足を効かされて意識がある中で心が折れてKOされるんです。そこが他の格闘技との違いだし、魅力でもある。ボコボコにされようが最後に立っているのは自分です」と言い切った。
なお、両選手には極真の名勝負をそれぞれ選んでもらったが、テクニカルでスマートな試合を中心に選んだ安島に対し、荒田は文字通りのド突き合いとなった試合を選ぶなど、こちらも対照的な結果となった。
安島喬平が選んだ「わが心の名勝負」
第34回全日本空手道選手権大会決勝戦
2002年11月3日=東京体育館
数見 肇(千葉県中央支部)
vs
木山 仁(鹿児島県支部)
荒田昇毅が選んだ「魂が震えた渾身のベストバウト」
第8回全世界空手道選手権大会5回戦
2003年11月3日=東京体育館
グラウベ・フェイトーザ(ブラジル)
vs
門井敦嗣(下総支部)
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