【ボクシング】強心臓・拳四朗「全然緊張しなかった」、試合後は食べまくり
10月22日(日)東京・両国国技館にて、WBC世界ライトフライ級王座初防衛に成功した王者・拳四朗(25=BMB)が、23日(月)都内にて一夜明け会見を行った。
挑戦者ペドロ・ゲバラ(28=メキシコ)とのフルラウンドにわたる試合を判定2-0で制した拳四朗は、「ホッとしているのが一番です。試合が終わって気が抜けたって感じ。もう頑張らんでいいわ、みたいな。ちょっとの間だけゆっくりしたいですね」と感想を述べる。
4Rまでのオープンスコアはジャッジ1名が40-36、2名が39-37で三者とも挑戦者ゲバラを支持していたことについて、寺地永会長は「採点がおかしいなと思ったんですが、私の感覚がおかしかったかなと思って。1Rからずっと取っているつもりで、それに合った指示をしていたのでそれが出遅れた原因です」と、ひいき目に見ていたのが原因だったと明かす。
しかし、「この子はすぐに対応できるので、4Rまで負けていたけれど盛り返す自信はあった。結果、作戦通りに勝てたという感じです」という。拳四朗自身も「4Rまでの途中判定でヤバいってなりましたが、セコンドにもっとプレッシャーをかけて行けばいけるからと言われて、後半は追い上げられたので作戦通りいけたかな」と涼しい顔。
試合前日も終始笑顔で「全然プレッシャーはないです」と強心臓ぶりを発揮していた拳四朗だが、「だんだん試合で緊張しなくなってきました。初めての世界戦の時から前日も寝られるようになって。今回も緊張は全然せず、前日も後楽園ホールで試合を見ていましたね。リラックス出来るようになりました。神経質じゃないから、計量が終わったら何でも(胃に)入れる感じなので、そこはいいとこなのかなって思います。(満員の観客を)リングに上がってからグルッと見ましたが、特に何とも思わなかった。いつも通りです」と、試合当日になってもほとんど緊張しなかったという。
また試合後は、「祝勝会に2つ行ってホテルに帰ったのが1時くらいで寝たのが5時くらい。起きたら友だちと一緒に浅草を食べ歩いて。そのままこっちへ来ました」と言い、浅草ではどら焼き、メンチカツ、ホイップクリームの入ったメロンパンなどをたいらげたそうだ。
「減量中もそこまで過酷な減量ではなかったので、食べたいものを食べていました。何も考えなかったですね。今はステーキが食べたいです。比嘉選手と行くって約束していたので」とひょうひょうとした表情で話す。
今後の目標を聞かれると「一戦一戦決まった試合を勝っていけば、その結果いろいろなものが見えてくると思うので勝っていきたい。あとテレビに出たいです」と答えた。同日に行われたトリプル世界タイトルマッチで唯一、地上波での放映がなかった(11月4日にBSフジでノーカット放送)ことが不満のようだ。
「知名度を上げないと。(地上波で)ちょっとくらいやってくれてもいいんじゃないかって思いました(笑)。(試合前の目標としていたTwitterの)フォロワーもあまり増えてないんです」と嘆く拳四朗。
「人気を上げる要素は強さと喋りですね」と自ら分析し、「少しはパワーがついたのかなと思います。もっと強くなって比嘉選手のようにKO出来る選手になるので応援よろしくお願いします」とアピールした。
また、寺地会長は「具志堅会長が偉大な歴史を築いたライトフライ級で、キャラクター的に(具志堅会長と拳四朗が)似ている部分があるので、人気のある人に愛されるチャンピオンになって欲しいです」と語った。
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