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【Krush】中村広輝、負けてわかったベルトへの想い

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2018/03/08(木)UP

「てっぺんを獲るため」にどんな相手が来ても戦えるような練習をしているという中村

 3月10日(土)東京・後楽園ホールにて開催される『Krush.86』で、-65kg王者・中澤純への挑戦権を懸けた次期挑戦者決定トーナメントの準決勝に出場する中村広輝(32=赤雲會)の試合直前インタビューが主催者を通じて届いた。

 中村はLEGEND-63kg初代&第2代王者の実績を持ち、24勝(18KO)のハードパンチャー。
 準決勝の対戦相手はFUMIYA(23=ポゴナ・クラブジム)で、学生時代に水泳でジュニアオリンピックに出場し、さらに陸上でも800m走の関東大会に出場した経験を持つ期待のルーキーだ。
 中村はFUMIYAの印象について「いつの試合だったかは覚えてないのですが、直感的に『良い選手だな』と思って、そのあともずっと見ていました」と目にとまっていたと語る。

 試合のイメージとしては「Krushは基本バチバチの試合にはなると思うんですけど、その中で今ちょっと自分が取り組んでいる新しいことを出していけたら良いなと思っています。今はてっぺんを獲るためにどんな相手が来ても戦えるような練習をしているんですよ。そういうところを試合で見せたいし、今の僕は誰が来ても全然大丈夫って感じです」と、どんな相手でも対応できる練習をしてきたと語る。

 ここから三つ勝てばKrushのベルトが手に入る。ベルトへの意識は「自分、意外とトーナメントが好きなのかなって思いました。ワンマッチ形式のトーナメントは1試合ずつ道程がちゃんと作られているので気持ちを作りやすいというか。1回勝って、あと1回勝ったら次はタイトルマッチだと考えたら、やる気しか出てこないですね」と、トーナメント形式でモチベーションが上がっているとのこと。

Krush初戦では左右田(左)に判定負けを喫した中村

 昨年12月の左右田泰臣戦は判定負け。中村のKrushデビュー戦でもあった。「手応えみたいなものも少し感じていて、これだったら俺も上にいけるかもしれんなっていうきっかけにもなりました。試合が終わったあとも、めっちゃスイッチが入って、こんなに燃えたのは久しぶりでしたね」と収穫があったと語る。

「負けちゃいましたけど、そこからKrushのベルトが明確に自分の獲るべきものだと分かりました。だから今は本当にKrushのベルトを巻きたいです」と意気込む。

 今回のトーナメントは中村が最年長だ。「自分は32歳で、若い世代のみんなとは年齢が離れていると思うんですよ。でも自分が今までやってきたことや歩んできた道をみんなに標していきたいし、Krushファンの皆にも中村広輝という存在をアピールしていきたいと思います」と締めくくった。

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