2019/06/24（月）UP
（最終更新：2019/07/22 18:44）

プロレスは5月にデビューしたばかり。攻め込まれるマドレーヌに井上京子（右下）がセコンドで檄を飛ばす

　女子プロレスの大先輩には、デビュー43周年を迎えるジャガー横田（57＝ディアナ）や、井上京子（50）らもおり、「ベテランの強さと怖さはよく分かっている」とマドレーヌ。それでも、チームで練り上げた“しなし対策”は万全で「あとは私がそれをリングで実行できるか、できないかだけ」だという。

　マドレーヌのトレーナーを務める元パンクラス・ウェルター級王者の鈴木慎吾氏は「しなしさんとのキャリアの差はあるが格闘技には１００対０はない。攻防の変化から大逆転は生まれる。もちろん、勝算があるから試合をオファーを受けた」と話す。

バックポーズで腕の筋肉とくびれを強調するマドレーズ

　もし勝つことができたら、マドレーヌはこう話す「しなしさんが持っているベルトは45kgのフライ級。『ベルトをかけろ！』と言えるキャリアじゃないことは自分が一番よく分かってるので、今回は私の階級である44kgでがっつり勝って、『次は45でやりましょう！』と、ちょっとアピールしちゃおうかな」とキュートに話すが、ベルトへのマイクアピールのためにも今回は是非とも勝ちたいところだ。

　「私の試合を見てハッピーになってくれれば。こんな私が勝つと勇気が出て明日から頑張ろうと元気が出る人もいると思います。夢や希望が持てるのがメルヘン王国。時代はメルヘンなんですよ。みんな、私と一緒に幸せになりましょー。ハッピーメルヘン！」とメルヘン戦士としての使命を語った。
　
　マドレーヌのメルヘンワールドに対し、しなしにも長いキャリアで貫き通している戦いの哲学と、毎年の年賀状でセクシーなコスプレを披露するなど、自己アピール全開のしなしワールドがある。どちらの世界観が相手を飲み込むか。注目の新旧対決は間近だ。