【ONE】修斗女王・澤田千優、得意のレスリングで3連勝!グラウンド打撃の進化も
5月4日(土)にタイ・バンコクのルンピニー・スタジアムで開催された格闘技イベント『ONE FIGHT NIGHT 22』の女子アトム級MMAマッチにて、澤田千優(26=TEAM AKATSUKI)がノエル・グランジャン(27=タイ・フランス)を判定で下しONE3連勝を飾った。得意のレスリングで相手を完全にコントロールし、グラウンドでのヒザ蹴りやヒジ打ちなど、グラウンド打撃の進化も見せた。
澤田は修斗の初代女子アトム級王者。昨年2月のONEルンピニー大会で一本勝ちを収め、前戦は昨年12月の修斗女子大会で、中村未来に1R一本勝ち、初防衛に成功した。今年3月のONE2戦目で同級5位のジヒン・ラズワンに逆転の判定勝利を収め、勢いに乗っている。
対するグランジャンはタイの名門プーケットファイトクラブ所属の実力者。ムエタイと柔道をベースにし、22年10月のONEデビュー戦で初回KO勝利を飾り、2戦目は一本負けを喫したが、今年3月の前戦ではビクトリア・ソウザに判定勝利を収めた。
1R、サウスポーの澤田が左ミドルをコツコツと当てると、素早いタックル、相手を崩すとすぐにバックテイク。流れるようにトップを奪う。澤田はハーフガードの状態からパウンド、ヒジを落とし削っていく。
2R、グランジャンのパンチに合わせて、澤田がカウンターのタックル。グランジャンが耐えるが、澤田が首投げから再びトップを奪う。パウンドでコツコツと削りながら完璧なグラウンドコントロールを見せる澤田。グランジャンに何もさせない。
3R、反撃したいグランジャンは序盤からパンチ蹴りと積極的に攻めるが、澤田が蹴り足を掴みテイクダウン。サイドからアームロックを狙いながら、ヒジとヒザを相手の顔面に叩きつける。残り40秒、バックマウントを奪った澤田。怒涛のパウンド連打、レフェリーストップを呼び込む勢いだったが、タイムアップとなった。
得意のレスリングで完璧なグランドコントロールを見せた澤田が文句なしの判定3-0で完勝。ONE3連勝を決めた。
ONE Championship
『ONE Fight Night 22: Sundell vs. Diachkova』
2024年5月4日(土)タイ・バンコク ルンピニー・スタジアム
▼アトム級 MMA
○澤田千優(日本)
判定3-0
●ノエル・グランジャン(タイ / フランス)
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