【BOM】ムエタイ三冠王が首ヒザ地獄で完封勝利
▼第12試合 日タイ対抗戦 44kg契約 3分5R
○カーエンイサーン・シットイークウボン(タイ/ソーチラダジム)
判定3-0 ※三者とも49-48
●吉成名高(エイワスポーツジム)
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吉成はジュニアキックボクシング&ムエタイで実に17本ものチャンピオンベルトを総なめにし、ジュニア最強と謳われた選手。今春、高校進学を果たし、4月のBOMで日本プロデビュー戦を勝利で飾っている。
プロ第2戦で迎えた相手カーエンイサーンは、ムエタイの殿堂ラジャダムナンスタジアムで試合を行っている20歳の伸び盛りの選手。
1R開始と同時にカーエンイサーンが前蹴りで先制する。吉成はこれに動揺することもなく、サウスポースタイルから速い左ミドル&ローを蹴る。カーエンイサーンも負けじとローを返し、飛び込んでのヒジも打つ。
2Rの序盤はカーエンイサーンのヒザ蹴りで押された吉成だが、中盤からは右ミドルと飛びヒザ蹴りで逆襲。右ローも効かせていくが、終盤になると再びヒザを入れられてしまう。
3R、カーエンイサーンが首相撲で勝負を懸ける。次々とヒザ蹴りを入れられてしまう吉成は、飛び込んでのストレートや左ミドルを繰り出すが、首相撲に捕まる。ここまでバランスを保っていた吉成だったが、ついに転倒させられる場面も。
4Rもカーエンイサーンは徹底した首相撲&ヒザ蹴り。吉成はパンチ、ヒジを繰り出すがすぐに捕まってヒザを蹴られる。それでも吉成は、首相撲で完全にコントロールされ、崩されても転倒しないバランスの良さを見せた。
5R、カーエンイサーンは3Rと4Rで勝ったと判断したか、このラウンドは流し始める。逆転を狙って攻めようとする吉成にカウンターの右ミドルを入れる試合巧者ぶりだ。吉成はパンチで倒しに行ったが、首相撲で防がれて試合終了。
場内のタイ人が大盛り上がりする中、カーエンイサーンの判定勝ちが告げられた。
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▼第13試合 WMCジャパンルール スーパーバンタム級 3分3R
○高橋 亮(真門ジム/NKBバンタム級王者)
判定3-0 ※30-29、30-28、30-28
●キョウヘイ・ゴールドライフ(ゴールドライフジム)
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NKB王者の高橋がBOMに初参戦。NKBで活躍する高橋三兄弟の次男であり、あまり他団体と交流がないNKBの中では、積極的に他団体に打って出ている選手だ。迎え撃つは1カ月間のタイ修行から一時帰国したキョウヘイ。
1R、高橋がムチのようにしなる左ミドルで主導権を握る。サウスポーに構えて相手の左側へ移動し、強い左ローも蹴る。キョウヘイはローと右ミドルを返すが、ペースは高橋が握った。
2R、高橋が左右ミドル&ハイキック、ローと強烈な蹴りで完全にペースを握る。左ハイで何度もバランスを崩すキョウヘイ。それでも後半には強い右ミドルをヒットさせる。
3Rもやはり高橋が左ミドルと左右ローで攻め続ける。しかし、終盤になるとキョウヘイが体力で優ったか、右ミドルとパンチで盛り返し、首相撲でも優勢に。それでも前半のリードには届かず、高橋が判定勝ちを収めた。
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