【ボクシング】田中恒成が大晦日、二階級制覇へ挑戦
プロ日本最速5戦目で世界王座を獲得した前WBOミニマム級王者の田中恒星(21=畑中)が二階級制覇をかけ大晦日にWBO世界ライトフライ級王座決定戦(岐阜メモリアルセンターであいドーム)で同級1位のモイセス・フエンテス(31=メキシコ)と対戦することが31日発表された。
モイセスは2011年に第12代WBO世界ミニマム級王者となり、ライトフライ級に階級を上げるため2013年に王座を返上。戦績は27戦24勝(19KO)2敗1分とKO率7割を誇る。田中は7戦7勝(4KO)と全勝だが、体格差では身長はモイセスが4センチ上回り、リーチ差でも田中159cm、モイセス172センチと13cmも上回る。
長身と長いリーチを生かした打ち下ろすパンチに定評があるようだ。田中はこのリーチ差を克服し井上尚弥(23=大橋)と並ぶ国内最速の8戦目で二階級制覇なるか。
田中は昨年の大晦日にWBO世界ミニマム級タイトルマッチでKO勝利し初防衛に成功後、「来年2016年、二階級制覇をします」と試合後のインタビューで宣言。今年4月に階級を上げ、WBO世界ミニマム級王座を返上しWBOライトフライ級に転向した。
ライトフライ級では、これまでの実績などが考慮されてWBO世界ライトフライ級では2位にランクイン。翌5月にフライ級(50キロ以下契約)10回戦でIBF世界ライトフライ級9位のレネ・パティラノ(フィリピン)と対戦し6回2分23秒でKO勝利している。
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