【ボクシング】田中恒成、初ダウンを喫するも逆転KOで初防衛
世界ボクシング機構(WBO)ミニマム級タイトルマッチ
2015年12月31日 愛知県体育館
▼WBO世界ミニマム級タイトルマッチ
○田中恒成(畑中/WBO世界同級王者)
KO ※6R 2分15秒
●ビック・サルダール(フィリピン/WBO世界同級4位)
※田中が初防衛に成功
今年5月に国内最速のプロ5戦目で世界王者となった田中恒成(畑中ジム)が同級4位のビック・サルダール(フィリピン)と対戦。KOを狙う田中だが、サルダールはプロ戦績11勝(9KO)1敗でアマでは500戦の経験があり、これまで少なくともプロではダウンを奪われたことのない猛者。
1Rからサルダールは積極的に攻め、2Rもサルダールはどんどん前に出て左のジャブ、ストレート、フック、時折ボディと田中にヒット。サルダールが攻勢。
3Rになると、サルダールが手数で前に出、ラスト30秒でサルダールがパンチをまとめ田中は防戦一方になり、田中は鼻から出血。
劣勢の田中だったが、4R 田中は前に出ながらボディを打つ戦法に変え、しっかりボディを当てていく。しかしサルダールは下がりながらも手数を出していく。後半田中の右ストレートがサルダールのテンプルを捉え徐々に田中のペースに変わっていくかと思われた。
5R 前に出てボディを狙う田中だったが、サルダールは田中の顔にパンチを上手く当てていく。田中のボディの連打が入るが、終盤、サルダールの右ストレートが田中の顎を撃ち抜き田中がデビュー以来初ダウンを喫する。立ち上がった後、ガードでサルダールのパンチをしのいだが防戦一方に。
しかし田中は6Rも作戦を変えず前に出てボディを狙い続ける。サルダールは変わらず攻めてくるが、田中の左ボディブローがコツコツ入り始める。
中盤、左ボディブローがクリーンヒットしたところでサルダールがゆっくりロープ際に沈み込みダウン。ボディが効き、そのまま立ち上がれず、田中の逆転KO勝利となった。
試合のコメントで田中は「ボディが効いていたのは分かっていた。後半勝負だと思っていたので諦めずに狙っていった。(初ダウン奪われたが)結果オーライ。KOできたから。これからどんどん成長していきます。 来年2016年、この場所で2階級制覇をします」と誓った。
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