【ボクシング】長谷川穂積が9回TKO勝利で世界3階級制覇
帝拳プロモーション
「ワールドプレミアムボクシング24」
2016年9月16日(金)大阪・エディオンアリーナ大阪第1競技場
▼WBC世界スーパーバンタム級タイトルマッチ 3分12R
○長谷川穂積(35=真正ジム/同級5位、元WBC世界バンタム級王者、元WBC世界フェザー級王者/挑戦者)
TKO 9R 終了
●ウーゴ・ルイス(29=メキシコ/王者)
長谷川が日本ボクシング界初の35歳9ヶ月で世界奪取となり、世界3階級制覇を達成した。
1RからKOを狙っていくという王者ルイス。39戦のうち36勝、32KOのハードパンチャーぶりを見せたが、長谷川は打たせずに打つというボクシングを展開した。長谷川は5年5カ月ぶり、16回目の世界戦で3階級制覇を成し遂げた。負ければ引退を表明していたという。
試合は1R、身長で7cm、リーチでは7.5cm上回るウーゴ・ルイスに対し、遠い間合いから長谷川は相手の懐に飛び込んでボディを入れていく。すると偶然のバッティングによりルイスは鼻をカットし流血、長谷川は減点1となる。長谷川はルイスのパンチをしっかり見切りパンチを出していくがなかなかルイスにパンチが届かない。
4R、長谷川の右ジャブから左ボディが当たり始める。後半、長谷川の左ストレートがヒット。4R終了時点のジャッジは2−1でルイス優勢とした。
5R、長谷川の左ストレートが度々ヒットするようになる。ルイスの鼻からの流血が激しくなる。 ルイスの右フックをもらうも長谷川はダメージはない模様。
6R、7R、ルイスは長谷川が懐に入ってくるのに合わせて力強い連打。長谷川は当てさせない。後半、ルイスのバッティングで長谷川が左まぶたの上をカット。ルイスに減点1が与えられた。
8R、劣勢を感じたか、ルイスは距離を詰め、前に出て手数を増やす。8R終了時のジャッジで2人が長谷川、1人がルイスと逆転。
9R、ルイスの左アッパーで長谷川は腰にくるが堪え、打ち合いに行く。ルイスは出血がひどく口で呼吸し始める。終盤、長谷川の左がヒット。
10R開始のゴングにも、ルイスは立ち上がらない。ルイスは出血からここで棄権。長谷川が見事3階級制覇を成し遂げた。
試合後長谷川は「ここまで長かったです。夢みたいです。前半ポイント取ってるかと思ってたら取られてたので、セコンドの声を信じて戦ったらいい流れになった。チームのおかげ。負けたらラストファイトと覚悟して挑んだ。絶対勝つと信じていたので勝ててよかった」と喜びを語った。
負ければ引退を表明していた長谷川だったが、今後について聞くと「この試合に賭けてきた。試合が終わったばかりなので少しゆっくりしたい」と明言を避けた。
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