【ボクシング】メイウェザー来日「日本でパッキャオと戦う話を詰めている」
9月17日(月・祝)東京・港区のコンラッド東京で記者会見が行われ、ボクシング史上初めて無敗のままメジャー世界王座を5階級制覇し、50戦50勝のまま、ほぼ選手引退状態だったフロイド・メイウェザー・ジュニア(41=米国)が、日本の協栄ボクシングジムや芸能プロダクションのLIBERA社(ローラ、ダレノガレ明美らが所属)と提携を結び、日本での復帰戦を行うことも発表した。
メイウェザー・ホールディングスとTMT TOKYOを立ちあげ、日本で様々なビジネス展開をしていくとの構想も自身の口から打ちあげた。ボクシングについては「日本でパッキャオと戦う話を詰めている」と発言。噂されているマニー・パッキャオ(39=フィリピン/現WBA世界ウェルター級王者、6階級制覇王者)との再戦もほのめかした。
ボクシング史上屈指のスーパーテクニシャンとしてコアなファンを魅了したのみならず、「世界で最も稼ぐエンターテイナー」として名高きメイウェザー以外には、会見の壇上に協栄ジムの金平桂一郎会長、亀田興毅氏(元・世界3階級制覇王者)、亀田大毅氏(元・世界2階級制覇王者)、亀田和毅(元WBO世界バンタム級王者)の三兄弟ほか、LIBERA社、TMT TOKYO社の関係者、代表が同席した。
メイウェザーが来日したことは、すでにSNSを中心にファンの間で広まっていた。特にひと足早く来日し、企業イベントに参加していたパッキャオと、15日にお台場でのイベントで再会した光景が広まったが、メイウェザーは「会ったのは偶然」と言いつつ「日本で再戦するかもしれない」と主に米国メディアで流れた報道を否定はしなかった。SNS上ではメイウェザーとパッキャオが、「試合をしよう」と言い合うシーンが公開されている。
メイウェザーは日本でジム経営、エンターテイメント、フィットネス、自動車販売店、ファッションなどのビジネス展開を予定しており、来月にも9度目の来日が決まっているという。「夢であったビジネスの世界展開を行えた」と、五輪開催も2年後に控える東京という街自体に感謝と愛着の意を示した。
亀田三兄弟のメイウェザーに対する思いも熱い。興毅氏が「ボクサーが大金を稼げるという可能性を証明してくれた男」と絶賛すれば、大毅氏と和毅が「メイウェザーのことが大好き」と口をそろえ、現役選手の和毅は「日本で試合をするなら前座で戦いたい」とも語った。
パッキャオ対メイウェザー第1戦は2009年から交渉が繰り返され、ラスベガスのMGMグランドで2015年5月2日に実現。技術力と体格で勝るメイウェザーが3-0(116対112が2者、118対110が1者)の判定勝ちを収めた。第1戦の入場券は最低1500ドル、最高額で1万ドルと設定され、数分で完売した。ファイトマネーは両者合わせて3億ドル(360億円)だったと発表されている。メイウェザーにとって試合は昨年8月、UFC2階級同時制覇王者コナー・マクレガー(アイルランド)戦以来となる。
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