【ONE】初陣迎える中原由貴「相手が僕の想像を上回ってきたことはない」
2月16日(土・現地時間)タイ・バンコクにて開催される『ONE:CLASH OF LEGENDS』で、中原由貴(マッハ道場)がエミリオ・“ザ・ハニーバジャー”・ウルティア(アメリカ)との対戦でONE Championshipデビュー戦を迎える。
中原は強烈なパンチを武器にするストライカー。2016年1月、ONE帰りの川那子祐輔にTKO勝ち。2017年2月には元第6代修斗世界ライト級王者・田村彰敏を3R右フックでマットに沈めた。2015年2月からはパンクラスを主戦場とし、パンクラスでは2015年11月から2018年12月まで7連勝を飾っている。戦績は11勝4敗で4勝はKO、1勝はフロントチョークによる一本勝ち。
対戦するウルティアはアメリカ出身ながら、タイ・プーケットのタイガージムに所属する。相手に向かって前へ出てくるウルティアを中村は「ガッツがある」選手だと評する。
「(ウルティアは相手に打撃を)もらっても、もらっても出てくる、日本人選手にはなかなかいないタイプ。今まで僕が戦ってきた選手は下がる選手が多かったんですけれど、彼の場合はしっかり(パンチを)振ってきてアグレッシブに来ますよね」(中原)
一方で、ウルティアがただ無謀に突っ込んでくるだけの選手ではなく、必要に応じてグラップリングも織り交ぜてくる選手だとも想定している。
「最近はステップの練習もしているのでそれをうまく使っていきたい」と話す中原。しかし自らがウルティアを上回るところについては「スピード感くらい」だけで「あまりない」と殊勝に言う。ただ文字通り総合力が問われるのがMMA(総合格闘技)。相手に打撃を意識させながら組みに行く、あるいはその逆もしかり。試合中は冷静であると言う中原は、頭も使って最後は相手を凌駕するつもりだ。
ウルティアはこれまでONE Championshipですでに4度試合をしているが、ここ2戦は黒星。中原は、ウルティアが連敗中だけになりふり構わずガムシャラに来る可能性も考えている。
「(映像で見た情報を)ベースにはしますが、試合当日はまったく別人が来ると思ってやります。対戦したらとんでもなく軽やかなステップを踏んで来るかもしれない、みたいな想像はします。過去一度も、相手が僕の想像を上回ってきたことはないので、そういう準備が大事だと普段から思っています」と、中原は油断しないよう最大限の警戒を持って試合に臨む。
中原はメインカード前に行われるPRELIMに登場。メインカードでは第5代環太平洋フェザー級王者・竹中大地(29=パラエストラ和泉)vsマーク・フェアテックス・アベラルド(ニュージーランド)、ONEで2連勝している上久保周哉(25=Try H Studio)vsキム・デフォン(韓国)も行われ、日本人選手が3名登場する。
今大会はタイ開催だけあって、ムエタイの試合がメインカードに4試合も組まれ、日本でもその名が知られるノンオー・ガイヤーンハーダーウジム(タイ)、ゴーンサック・P.K.セーンチャイムエタイジム(タイ)、スーパーレック・ギャットムー9(タイ)が出場。PRELIMにはシュートボクシングの海人に黒星を付けたラジャダムナン スタジアム認定スーパーライト級王者チャムアトーン・ファイタームエタイ(タイ)も登場する。
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