2023/06/09（金）UP
（最終更新：2023/06/10 10:37）

王者アーセル（左）、メンシコフ（右）と睨み合い©️ONE

　6月10日（現地時間）にタイ・バンコクのルンピニースタジアムにて開催される『ONE FIGHT NIGHT 11』の前日計量＆フェイスオフが9日に行われた。　
　メインイベントのONEライト級ムエタイ世界タイトルマッチ（170ポンド／77.1kg）で対戦する、王者のレギン・アーセル（30=スリナム/オランダ）が170ポンド（77.1kg）、挑戦者のドミトリー・メンシコフ（25=ロシア）が169.5ポンド（76.88kg）で無事に計量をパスした。

【フォト】王者アーセルと挑戦者メンシコフの強靭ボディ！

　2度目の防衛戦に挑むアーセルは、仕上がった強靭ボディ両拳を前に出し万全の調子をアピール！フェイスオフでは、黄金のベルトを肩に掛け、ONE初参戦で王者に挑戦するメンシコフを激しく睨んだ。

　試合前の意気込みを尋ねられ、先に挑戦者のメンシコフが「最強になるためには最強と対峙しないといけない。明日は血の匂いがする戦いになる」と、強気のコメント。

　すると、アーセルは「新しいチャレンジャーと戦えることでとても興奮している。私の対戦相手は必ず試合前、自分の“計画”について語るんだ。あくまで“プラン”についてね」と、鼻息あらいメンシコフをいなし、自分が勝つのは決まっているとばかり、王者の余裕を見せた。

　アーセルは189cmの長身と長い手足を活かした攻撃型ファイター。昨年4月のキックのタイトル戦で、アドリアン・サディコビッチを判定で下し4度目の防衛に成功した。続く10月には初代ライト級ムエタイ世界王座決定戦で、シンサムット・クリンミーを下しONEライト級のキック＆ムエタイの2冠王者に。今年3月のムエタイのタイトル戦でクリンミーと再戦しKO勝利。初防衛に成功した。

　対するメンシコフは欧州最大のキック団体「GLORY」で活躍したロシア強豪。キック戦績は27勝2敗（19KO）を誇るハードパンチャーだ。プロボクシングの参戦経験もあり、4戦全勝3KOと実力は筋金入り。現在11連勝と波に乗っている。

　大方の予想通り、アーセルが盤石の強さを見せてV2達成なるか、それともロシアからの未知の強豪が番狂わせを起こすか。

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