【レジェンド】メインはダウンの奪い合いで南国超人が激戦を制す
宮野道場
「LEGEND 7th STAGE」
2014年3月23日(日)兵庫・宝塚ソリオホール
▼メインイベント(第13試合) シュートボクシング公式戦 92kg契約 3分3R
○南国超人(龍生塾/SB日本ヘビー級2位)
判定3-0 ※三者とも28-26
●幸ノリ(志真会館)
昨年の3月大会に引き続き、シュートボクシング日本ヘビー級2位・南国超人がメインに登場し、志真会館の幸ノリと対戦。南国超人は過去このイベントで無敗を誇り、現在4連勝中(3KO)と絶好調。ヘビー級ならではの迫力ある試合となった。
1R、激しい打ち合いからスタート。後半にやや粗さの目立つ幸ノリのガードをくぐり、南国超人の右ストレートが直撃。ダウンを奪取するがKOには至らず。
2R、南国超人はシュートボクサーらしく積極的に投げを放っていくが投げが浅く、ポイントとして認められる投げには至らない。
やや南国超人が優勢かと思われた展開だったが、幸ノリの右飛びヒザがヒットし、たまらずダウン。倒し倒されの展開に会場は大盛り上がりで最終ラウンドへ。
3R、幸ノリは2R同様にヒザ蹴りを狙っていく。左ジャブも当たるが後が続かない。打ち合いの中、南国超人の右ストレートが直撃し、この試合2度目のダウン奪取。
勝敗は判定決着となり、3-0で南国超人が勝利した。この試合について、レジェンドの宮野孝裕代表は「最初にパンチを当て、ダウンを奪った南国、そこから幸ノリは気持ちが折れずに顔面ヒザ蹴りでダウンを奪い返しました。お互いの気持ちのぶつかり合いが、会場全ての人を感動させました」とコメントした。
▼第12試合 空手ルール 3分2R
○蔵本竜二(宮野道場)
延長判定5-0 ※本戦0-0
●辻 英辰(志琉会)
昨年3月のレジェンドでは右上段廻し蹴りによる衝撃的な一本負けを喫した蔵本と、正道会館全日本ウェイト制大会重量級で3位入賞した実績を持つ辻との一戦。10kg以上の体重差もあり、蔵本の戦い方にも注目が集まった。
1R、辻の圧力に対して得意の突きが有効に当たらない蔵本だが、辻も慣れないルールのためか掴みが多い。双方に注意2が言い渡され、もつれた展開となる。
2R、胴廻し回転蹴りや左ハイキックで距離を取って戦いたい辻だが、蔵本は得意の接近戦に持ち込む。ここでも掴みが多くなり双方に注意3で減点1がコールされ、決め手に欠け判定へ。判定は0-0となり、マストシステム(必ずどちらかに優劣をつける)の延長戦へ突入した。
延長R、掴みが少なくなり蔵本のストレートが徐々に辻を捉えていく。胴廻し回転蹴りを狙う辻だが当たらず、やや疲れが見えたところで試合が終了。5-0の判定で蔵本が勝利した。
▼第11試合 シュートボクシング エキシビションマッチ 3分1R
-宮野孝裕(宮野道場)
勝敗なし ※エキシビションマッチのため
-裕樹(ANCHOR GYM)
“空手界のレジェンド”宮野と元RISEライト&スーパーライト級2冠王・裕樹による夢のエキシビションマッチ。
空手家らしく後ろ蹴りや胴廻し回転蹴り、カカト落としなど多彩な技で攻める宮野に対し、裕樹も速いローキックを中心にスピーディーなコンビネーションを決めていく。エキシビションとは思えない熱い戦いとなった。
▼第10試合 空手ルール 3分2R
○山下力也(道真会館)
本戦5-0 ※左上段廻し蹴りで技あり
●加藤秀学(志焔塾)
四国ではNO.1とも言われている若手の山下と、昨年のマス大山カップを制してまだまだ現役のベテラン加藤の一戦。
1R、打ち合いから始まる激しい展開だったが、山下は接近戦から放つ得意の左ハイキックでダウンを奪う。加藤は足元がふらつくほどのダメージだったが試合続行。加藤は焦りからか掴みの反則が多く注意2。山下は畳みかけるも倒すまでには至らない。
2R、動きは回復していたが後のない加藤は上段ヒザ蹴り、飛び蹴りを狙っていくが有効打にはならず。山下の左ローキックが徐々に加藤を捉えてきたところで試合終了。判定5-0で山下が勝利した。
▼第9試合 シュートボクシング公式戦 3分3R
○薮中謙佑(ANCHOR GYM)
延長判定3-0 ※三者とも10-9
●嶋田昌洋(志真会館)
※本戦は29-28、28-28、29-29
レジェンド常連の嶋田と今年初戦の薮中との対戦。
1R、ハードパンチャー同士の戦いであったが、序盤に薮中のジャブで嶋田が鼻から出血。共に投げも打ち合うが決まらない。
2R、嶋田が投げでシュートポイントを奪うが、薮中も小さい右アッパーをコツコツ当てていく。嶋田の出血が増えてきたところで終了。
3R、薮中がシュートポイントを奪い返し、パンチの連打で攻めていく。嶋田も下がらずパンチで応戦。
延長R、薮中のパンチが的確に嶋田を捉えていく。鼻からの出血の影響か、徐々に嶋田が打たれる場面が増えてきたところで延長終了。判定3-0で薮中が勝利を得た。
▼第8試合 シュートボクシング公式戦 3分3R
○深田一樹(龍生塾)
一本 3R2分30秒 ※スタンディングフロントチョーク
●泰良拓也(正道会館)
1R、サウスポーからの右フックで深田は攻めていく。プロ初勝利を狙う泰良は速い動きで応戦。2R、1Rと同様の打ち合い。共に攻撃は当たるものの有効打には至らない。
3R、首投げからシュートポイントを先取した深田がペースを握っていく。後半にキャッチポイントも取得してそのままスタンディングフロントチョークへ。ギブアップにより深田の勝利となった。
▼第7試合 空手ルール 3分2R
○宮崎聖也(極真宮崎道場)
判定4-0
●野間秀幸(宮野道場)
昨年は蔵本を豪快な二段蹴りで倒した宮崎を野間が迎え撃つ。1R、速い右下段からスピードのある攻撃を繰り出す宮崎に対し、野間は接近戦からの崩しで活路を見出す。宮崎は胴廻し回転蹴りで倒しにかかるも不発。
2R、接近戦はやや野間のペースかと思われたが、後半はフットワークを駆使して宮崎はさらにペースアップ。ラッシュを仕掛けたところで試合終了。判定4-0で宮崎がレジェンド2連勝となった。
▼第6試合 空手ルール 3分2R
○浅田英感(白蓮会館)
本戦判定5-0
●宮崎忠郁(宮崎道場)
関西空手界大ベテランの浅田と宮崎の達人対決。1R、久しぶりの復帰となる浅田だが、硬さは見られない。宮崎は鋭い右下段蹴りを放つが、浅田は組んでから巴投げなどルールを最大限に活かした戦法で応戦。
2R、宮崎の右下段は当たるが浅田はカウンターのパンチを合わせていく。浅田は徐々にペースを上げていき、下段への前蹴りや組んでのヒザ蹴りで押し込んでいく。判定5-0で浅田の勝利。試合後のインタビューでは宮野代表への挑戦で会場を盛り上げた。
▼第5試合 シュートボクシング公式戦 3分3R
○山室良太(寝屋川ジム)
判定2-0 ※30-30 29-28 30-29
●パンチィー山内(コブラ会)
総合格闘家・山内とシュートボクサー山室の異色対決。
1R、サウスポーから飛び込みながら変則的なパンチを打つ山内に対し、山室は冷静に左ローキックを返していく。
2R、山室は徹底的に右足を左右のローキックで攻めていく、後半に山内のパンチも当たりだす。3R、胴廻し回転蹴りで逆転を狙う山内だがローのダメージは大きい、山室のリズムで試合終了。2-0で山室が勝利した。
▼第4試合 シュートボクシング公式戦 3分3R
○佐藤友紀(誠空会)
判定3-0 ※三者とも30-28
●東一雄大(岡山ジム水島道場)※デビュー戦
1R、佐藤のリーチのあるパンチで東一は鼻から出血。2R、ローとヒザで押し込む佐藤に対し、東一は出血がひどくなりダメージが大きい。3R、後のない東一はラッシュを仕掛けるが佐藤の首相撲からのヒザ蹴りに捕まる。判定3-0にて佐藤の勝利。
▼第3試合 空手ルール 2分2R
○井本滉樹(宮野道場)
判定4-0
●谷本寛弥(白蓮会館)
白蓮会館東北チャンピオンの谷本を、宮野道場・蔵本竜二副代表の愛弟子でスーパー高校生の井本が迎え撃つ。
1Rは共に手数の多い展開。後半さらに谷本がラッシュするも有効打にはならず。2R掴みからの攻撃に谷本は対応しにくそう。終始攻め続けた井本が判定勝利した。
▼第2試合 空手ルール 2分2R
○棚澤大地(宮野道場)
延長判定5-0
●奥野佑磨(白蓮会館)
※本戦判定1-1
軽量級若手同士の対戦。1R、奥野のボディストレートが有効に決まるも2Rは掴みからの崩しで棚澤が盛り返す。
本戦1-1で延長戦に突入し、棚澤の崩しで徐々にスタミナを奪われた奥野がペースダウン。延長5-0で棚澤が勝利した。
▼第1試合 空手ルール 2分2R
○荒木千咲(志輝会館)
延長判定5-0
●大木 苑(宮野道場)
※本戦1-0
宮野道場女子部エースの大木が、WKOワールドカップ準優勝の荒木を迎え撃った。
1R、2R共に接近戦での打ち合いが続き互角の展開。マストシステムの延長戦で荒木が下段へのヒザ蹴りと手数でペースを握り判定勝利。
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