【パンクラス】ISAOがパンクラス×修斗の王者対決でTKO勝利
パンクラス
「PANCRASE 257」
2014年3月30日(日)神奈川・横浜文化体育館
観衆=4,010人
▼メインイベント(第13試合) ライト級 5分3R
○ISAO(坂口道場一族/第5代ライト級キング・オブ・パンクラシスト)
TKO 3R3分58秒 ※レフェリーストップ
●弘中邦佳(マスタージャパン/第11代修斗世界ウェルター級王者)
パンクラス・ライト級王者ISAOと修斗世界ウェルター級王者・弘中がメインイベントで激突。注目の日本人&現役王者対決となった。
1R、サウスポーのISAOに対し、弘中が距離を取りながら左フックで飛び込む。距離が離れると弘中がインロー、ISAOもインローを蹴り返す。
組みの攻防でも互いに譲らずブレイクになる。再開後、ISAOがインローと左ミドル、両足タックルでテイクダウンを狙う。
ここで弘中が四つ組からテイクダウンを奪うが、ISAOはすぐに立ち上がる。バックキック、右ミドルを蹴る弘中。
ISAOは左ボディストレートから顔面への右フック、弘中をロープまで下がらせて右フックを打ち込む。ジャッジ3名とも10-10のイーブン。
2R、前手を下げて構えをスイッチする弘中。ISAOはタックルでロープに押し込んでテイクダウンを奪う。インサイドガードのISAOはボディと顔面にパウンド。
弘中はISAOの両手首を持ってコントロールして立ち上がる。すぐにタックルで寝かせるISAO。
弘中はISAOの胴体を抱えて後方に返そうとするが、ISAOもそれを許さない。弘中がロープに体を預けて立ち上がると、テイクダウンを仕掛けるISAO。
弘中はすぐに体を起こして両足タックルに入り、逆にテイクダウンを奪い返す。ISAOは脇を差して体を起こして片足タックル、そのまま立ち上がりスタンドに戻る。残り30秒、ISAOがインロー、左ストレートで前に出る。このラウンドはジャッジ2名が10-10のイーブン、1名が10-9でISAOを支持した。
3R、ISAOが左ミドルから左ストレート、そのまま弘中をコーナーに押し込む。ブレイク後、弘中はインローと右ミドル、ISAOが前に出てくるところにヒザ蹴りを合わせる。ISAOは片足タックルでロープに押し込み、両足タックルに切り替えてテイクダウンを狙う。お互い立ち上がって四つ組の攻防になるが離れる。
左ストレートと右フックで前に出るISAO。弘中は右のヒザ蹴りを合わせ、テイクダウンを奪う。すぐに立ち上がったISAOはインロー、右ハイキック。弘中をコーナーに詰めて左ストレートと右フック。弘中が崩れ落ちたところにサッカーボールキックを連打すると、レフェリーが試合を止めた。
弘中とのパンクラス×修斗王者対決を制したISAO。「今日この日でパンクラスの四角いリングは最後です。4月から金網になって新しいパンクラスがスタートします。先輩方が作ってくれた気持ちを忘れずに、これからパンクラスに上がる選手たちと新しいパンクラスを作っていきたいと思います。応援よろしくお願いします」とファンにメッセージを送った。
▼セミファイナル(第12試合) スーパーフライ級キング・オブ・パンクラス タイトルマッチ 5分3R
○清水清隆(TRIBE TOKYO M.M.A/第2代スーパーフライ級キング・オブ・パンクラシスト)
TKO 1R4分54秒 ※レフェリーストップ
●山本 篤(KRAZY BEE/スーパーフライ級1位/挑戦者)
※清水が6度目の防衛に成功
王者・清水はパンクラス史上単独1位の記録となる6度目の防衛戦にチャレンジ。挑戦者は一昨年に6年ぶりのパンクラス復帰を果たし、2連勝している山本だ。
1R、両手を相手に向けるように構えて距離を取る清水。タックルで山本に尻もちをつかせ、立ち際にパンチと蹴りを見舞う。細かくステップしてジャブを突く山本。
清水は右フックを狙い、飛び込むような右ストレート。山本は片足タックルからテイクダウンし、コツコツとパンチを落とす。
山本の体を蹴り離して立ち上がった清水は左右のロー。山本のタックルを切って距離を取ると、左フックを打ち抜く。
これで山本がダウン、必死にタックルで組みつこうとするが、清水はパンチを連打。最後はサッカーボールキックを見舞い、レフェリーストップによるTKO勝利で6度目の防衛に成功した。
試合後、清水は「今年の初めにおばあちゃんが病気になってしまって(防衛の)ボーナスはおばあちゃんのために使います。おばあちゃん長生きしてください」と勝利&ボーナスを祖母にプレゼントすると話した。
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