【K-1】17歳・平本が大健闘、木村ミノルと果敢に打ち合う
K-1実行委員会
「K-1 WORLD GP 2015 IN JAPAN~SURVIVAL WARS~」
2015年9月22日(火)東京・後楽園ホール
観衆=1,950人(超満員札止め/主催者発表)
▼第8試合 スーパーファイト K-1 -65kg Fight 3分3R延長1R
○木村“フィリップ”ミノル(ブラジル/Fighting Kairos/マイウェイジム)
判定3-0 ※30-27、30-26、30-27
●平本 蓮(チームペガサス/K-1甲子園2014王者)
K-1甲子園2014王者・17歳の平本が、現在3連勝でK-1の主役に躍り出ている木村に挑んだ。
1R、木村がさっそく左フックで圧力をかけて前に出る。左ボディ、左フック、そして右ストレートと強打を打ち込むたびに、場内から悲鳴にも歓声が沸き起こる。平本は一瞬、左フックでグラついたが、すぐに立て直してワンツーで反撃。
2R、さらに圧力を強める木村。平本も果敢に左右ストレートで打ち返すが、木村の左右フックの回転力とパワーが明らかに上回っている。終盤、打ち合いになったところで木村が左フックでダウンを奪った。
3Rが始まると、両者は健闘を称え合って抱き合う。
木村は何度もアタックを仕掛け、パンチが炸裂音を発するたびに場内からは大歓声が起こる。平本もパンチを返し、木村がバランスを崩すとやはり大歓声。最後まで両者が打ち合いを繰り広げ、勝敗は判定にまでもつれ込んだ。
判定はダウンを奪った木村が大差をつけての勝利。平本は重圧から解放されたからかリング上で男泣き。木村は平本と抱き合い、さらに拍手を送って平本を称える。木村の強打をもらいながらも最後まで諦めずに戦い続けた平本に大きな拍手が送られた。
木村はマイクを持つと、「デビューしてから今までずっと格上とやってきて、チャレンジャーをテーマにしてきました。今回初めて格下が相手でプレッシャーがあったし、刺激をもらいました」と試合を振り返る。
そして、前田憲作K-1プロデューサーをリングに招き入れると、「前田さん、俺はゲーオに勝ってから一度も負けてないです。もういいでしょう。ゲーオとやらせてくれ。もう俺でしょう」とK-1 WORLD GP -65kg王者ゲーオ・フェアテックスとの対戦を直訴。前田プロデューサーは「木村選手で決定します」とその場で対戦を受諾。
11月21日(土)東京・国立代々木競技場第二体育館で開催される『K-1 WORLD GP IN JAPAN~THE CHAMPIONSHIP~』にて、ゲーオvs木村のタイトルマッチが決定した。木村は「よっしゃあ!」と叫び、「11月、俺がチャンピオンになるから応援してください」とアピールした。
▼第7試合 K-1 WORLD GP -55kg挑戦者決定戦 3分3R延長1R
○チャールズ・ボンジョバーニ(フランス/Tiger’s Den)
KO 1R 2分20秒 ※3ノックダウン
●ダニエル・ウィリアムス(オーストラリア/Kao Sok Muay Thai Gym)
K-1 WORLD GP -55kg王者・武尊への挑戦者を決める一戦は、ボンジョバーニとウィリアムスで争われた。ボンジョバーニはKings of Muay Thai -61kg王者で、16勝(6KO)無敗の戦績を誇る。当初は4月に行われた「K-1 WORLD GP -55kg初代王座決定トーナメント」に出場が決まっていたが負傷欠場。前田憲作K-1プロデューサーが「トーナメント出場外国人選手で一番強いと思ったのがボンジョバーニ選手だった」と、優勝候補にあげていたほどだった。
1R、ローの蹴り合いから、ウィリアムスが「K-1用に磨いてきた」と戦前に語っていたパンチのコンビネーションで、サウスポーのボンジョバーニを攻めていく。
ウィリアムスの右フック、右ストレート、左ボディブローがヒットし、下がるボンジョバーニ。しかし、ウィリアムスがコーナーへ追い詰めたところで、ボンジョバーニがカウンターの左ストレートでダウンを奪う。
一気にラッシュをかけるボンジョバーニは右フックでスタンディングダウンを追加、最後は左ストレートからの左アッパーでウィリアムスをマットに沈めた。
これで戦績を17戦無敗としたボンジョバーニが、武尊への挑戦権を手にした。
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