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【BOM】グレイシャア亜紀が完勝で有終の美を飾る

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2016/12/04(日)UP

 

引退試合に臨んだグレイシャア(左)は最後まで攻めの姿勢を貫いた

BOMプロモーション
「The Battle Of Muaythai XIII」
2016年12月4日(日)神奈川・横浜大さん橋ホール

▼第4試合 WMC女子フライ級 グレイシャア亜紀引退試合 2分5R
○グレイシャア亜紀(NEXT LEVEL渋谷/初代&第3代J-GIRLSフライ級王者、WPMF日本女子フライ級王者) ※引退試合
判定3-0 ※49-48、49-47、49-46
●ホンカーオ・モーラチャパットチョンブン(タイ)

※この試合の速報動画はこちら

 グレイシャアは2002年にJ-NETWORKでプロデビューし、わずか5戦目で渡辺久江を破って一躍脚光を浴びた。10冠王として名を馳せた早千予との女子キック史に残る激闘を経て、女子キック界を牽引するエースとして活躍。RENAを始め多くの選手から尊敬を集めた。

 そのグレイシャアが38歳でついに引退試合を迎えた。本人の希望で最後はヒジ打ちありのムエタイルールで、グレイシャアの後輩・小林愛三と引き分けたホンカーオと対戦。

 1R、ローからの右ストレートをヒットさせるグレイシャア。ホンカーオが首相撲持ち込もうとすると、すぐにロープへ押し付けて動きを封じヒザを入れる。サウスポーのホンカーオが左ミドルを蹴ると、グレイシャアはすぐにパンチを連打。

 2R、スピードを上げたグレイシャアが右ローから右ハイ、右ストレート、前蹴りと一気に攻める。ホンカーオは左ミドルをヒットさせるが、グレイシャアの突進に下がり気味。

 3R、サウスポーのホンカーオに対して左へ左へとポジションを取るグレイシャアがパンチ、蹴りを立て続けにヒットさせる。ホンカーオは組み付くが、やはりロープに押し込まれて動きを封じられた。グレイシャアは前へ出て、的確に一発一発パンチを当てていく。

 4R、ホンカーオの左ミドルに軸足蹴りを返すグレイシャア。組み付くと離れ際にフックを入れ、左右ボディブローと前蹴り、右ストレートをヒット。さらに首相撲でホンカーオを転倒させる。コーナーでボディ攻め、ヒジ打ちも見舞いグレイシャアが圧倒。

 5Rも攻撃を休まないグレイシャアが前へ出てロー、前蹴りで誘ってホンカーオが蹴ってくるとパンチを連打。接近するとヒジも繰り出す。空振りに終わったが、縦回転の胴回し回転蹴りで場内を沸かせた。

 最後までグレイシャアが攻め続け、試合終了のゴングが鳴ると場内は拍手と歓声に包まれた。ラストマッチで勝利を収めたグレイシャアは笑顔でリングを降りていった。生涯戦績は42戦30勝(4KO)10敗2分。

※この試合の速報動画はこちら 


 

強烈な左ミドルを叩き込む引藤(左)

▼第10試合 メインイベント WMC日本初代ウェルター級王者決定戦 3分5R
○引藤伸哉(ONE’S GOAL/WPMF日本ウェルター級王者)
判定3-0 ※49-47、49-48、49-48
●憂也(魁塾/DEEP KICK 65kg級王者)
※引藤が王座に就く。

※この試合の速報動画はこちら 

 2014年12月にWPMF日本ウェルター級王座を獲得した引藤。3月のM-ONE大会で負傷し、今回が約8カ月ぶりの復帰戦となる。ここ最近の4試合はタイ人選手との対戦が続き、日本人選手との対戦は田中秀弥とのWPMF日本ウェルター級タイトルマッチ以来、2年ぶりとなる。

 一方、この試合が初のムエタイルール挑戦となる憂也。DEEP☆KICKを主戦場に活躍するハードパンチャーで、2013年にDEEP☆KICK65kg級王座を獲得し、昨年2月に初防衛に成功。今年1月にはREBELS65kg級タイトルマッチで王者・水落洋祐とドローとなる熱戦を繰り広げている。

 1R、サウスポーに構えた引藤は左の蹴りを上下に散らす。憂也はパンチを放ちながらじりじりとプレッシャーを掛け、引藤にコーナーを背負わせると右ミドル。引藤がローを返したところへ、右ストレートからの左フックをヒットさせる。

 2R、引藤は左のロー、ミドル、ハイを打ち分けながら、憂也が近づくと右の前蹴りで突き放す。憂也は左ジャブから右ストレート、フックで応戦。

 3R、憂也のパンチに合わせて、ミドルとローを蹴る引藤。接近すると憂也に組み付いてヒザ蹴りを打ち込む。引藤の左ストレートが憂也の顔面をとらえる場面も。4Rに入ると、手数を増やす憂也に対して引藤は組み付いてヒザ蹴り。憂也の体を大きく揺さぶり、転倒させる。

 5R、ペースを取り戻したい憂也はパンチで前に出るが、引藤はすかさず組み付いてこれを潰す。首相撲から憂也が縦ヒジを浴びせるもこれはヒットせず。離れては引藤が左ミドルを叩き込み、前蹴りで突き放すなど、試合巧者ぶりを見せた。

 引藤が判定勝ちで王座を獲得。8カ月ぶりの復帰戦を勝利で飾った。

※この試合の速報動画はこちら 

●次ページ: マキ・ピンサヤームvs久世、内堀vs翔のWMCタイトルマッチ

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