【UFC】ライトヘビー級で下克上、10位スミスが2位オーズデミアに逆転一本勝ち
▼セミファイナル フェザー級 5分3R
○マイケル・ジョンソン(32=アメリカ)
判定3-0 ※29-28、29-28、30-27
●アルテム・ロボフ(32=ロシア)
※ジョンソンが前日計量をオーバーしたため、報奨金の20%を対戦相手のロボフに支払う条件の下、試合を実施。
今大会でロボフは当初、ズバイラ・ツフゴフ(27=ロシア)との対戦が予定されていた。しかし10月6日(土・現地時間)、ロボフと同門のコナー・マクレガーと、ツフゴフと同門のハビブ・ヌルマゴメドフが、試合後に前代未聞の大乱闘騒動を起こし、これに加わったとされるツフゴフは、今大会のカードから除外されることとなった。
ツフゴフの代わって2週間前のオファーで急遽参戦を決めたのは、ベテランのジョンソンだ。ジョンソンは2012年5月に、後のUFC世界ライト級暫定王者トニー・ファーガソンを破ったこともある実力者。ここ3年は連敗続きであったが、8月のフェザー級転向1戦目はアンドレ・フィリに苦戦を強いられながらもなんとか判定勝利をもぎ取っている。
一方、ロボフも2016年11月の石原“夜叉坊”暉仁戦で判定勝ちしたが、その後は2連敗。4月にはマクレガーのバス襲撃事件(ヌルマゴメドフが搭乗しているバスに、マクレガーとそのチームメイトたちが台車などを投げつけ、負傷者を出した)に関与したとされ、今回のツフゴフと同じように試合に出場できなくなっていた。
ジョンソンは前日計量をパスできなかったため、対戦相手のロボフに報奨金の20%を支払うペナルティーを課されたうえで、試合に臨んだ。
試合は終始、打撃戦が続いた。サウスポーのジョンソンは軽快なフットワークで右ジャブを上下に打ち分け、オーソドックスのロボフは右フックと右アッパーを思い切り良く振り抜く。これに左右ローも織り交ぜる両者。
ロボフは打撃の振りが大きくなったところで、たびたびジョンソンにストレート系のパンチを突かれ、鼻っ柱が腫れ上がる。2Rにロボフがジョンソンの左ストレートを被弾して大きく仰け反る場面も。
両者ともビッグショットが出ない状況が続くが、試合終了まで残り1分となったところで、ジョンソンの右ジャブがクリーンヒットし、ロボフは片ヒザがマットに着く。残り30秒でジョンソンはタックルを決め、テイクダウンにも成功。終盤にリードを広げたジョンソンが、判定3-0で勝利した。
▼ライトヘビー級 5分3R
○ミシャ・サークノフ(31=ラトビア/UFC世界ライトヘビー級11位)
一本 1R 2分40秒 ※肩固め
●パトリック・カミンズ(37=アメリカ/UFC世界ライトヘビー級14位)
サークノフは4連勝で迎えた昨年5月のヴォルカン・オーズデミア戦で、1R28秒KO負け。続く同12月のグローバー・テイシェイラ戦でも1R2分45秒TKO負けを喫し、今回は10カ月ぶりの再起戦だ。一方のカミンズも2連勝で迎えた今年4月のコーリー・アンダーソン戦で判定負けし、今回が再起戦となる。
1R、開始早々にサークノフがカミンズの踏み込みに合わせて左フック。カミングはすぐさまタックルで組みつくが、サークノフの投げで体勢を崩されテイクダウンされる。そのままマウントを取ったサークノフが、片固めをしっかりと極め、カミンズをタップさせた。サークノフが一本勝ちで連敗を脱出した。
▼バンタム級 5分3R
○アンドレ・スーカムタス(アメリカ)
判定3-0 ※30-26、29-28、29-28
●ジョナサン・マルチネス(アメリカ)
▼ライトヘビー級 5分3R
○ジアン・ヴィランテ(アメリカ)
判定2-1 ※29-28、28-29、29-28
●エド・ハーマン(アメリカ)
▼ウェルター級 5分3R
○コート・マクギー(アメリカ)
判定3-0 ※29-28、29-28、30-28
●アレックス・ガルシア(ドミニカ共和国)
▼ウェルター級 5分3R
○ショーン・ストリックランド(アメリカ)
TKO 2R 3分10秒
●ノーディン・タレブ(フランス)
▼ライト級 5分3R
○ナスラット・ハクパラスト(ドイツ)
判定3-0 ※27-29、26-30、27-29
●ティボー・グティ(フランス)
▼フェザー級 5分3R
○カルヴィン・ケーター(アメリカ)
TKO 1R 4分11秒
●クリス・フィッシュゴールド(イギリス)
▼女子バンタム級 5分3R
○タリタ・ベルナルド(ブラジル)
判定3-0 ※30-27、29-28、29-28
●サラ・モラス(カナダ)
▼ライト級 5分3R
○ドン・マッジ(南アメリカ)
KO 2R 14秒
●ティー・エドワーズ(アメリカ)
▼ヘビー級 5分3R
○アルジャン・シン・ブラー(カナダ)
判定3-0 ※29-28、29-28、29-27
●マルセロ・ゴルム(ブラジル)
▼ライト級 5分3R
○スティービー・レイ(スコットランド)
判定3-0 ※29-28、29-28、30-27
●ジェシン・アヤリ(ドイツ)
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