【UFC】“最恐女王”ヌネスが王座奪還!ペーニャに全局面で圧倒しリベンジ成功
WME-IMG
『UFC 277』
2022年7月31日(日本時間)米国ネバダ州ラスベガス
▼女子バンタム級タイトルマッチ
●ジュリアナ・ペーニャ(米国/王者)
判定0-3 ※45-50、44-50、43-50
〇アマンダ・ヌネス(ブラジル)
※ヌネスが王座獲得
ヌネスはこれまでロンダ・ラウジー、クリスチャン・サイボーグ、ホリー・ホルム、ミーシャ・テイトといった王者、元王者を1ラウンドで退けてきた“最強女王”。昨年3月の「UFC259」に、所持するもう一つの王座のフェザー級で、挑戦者のミーガン・アンダーソンから初回一本勝ちを飾り、2度目の防衛に成功した。しかし同年12月、バンタム級5度目の防衛戦で、ジュリアナ・ペーニャにまさかの一本負け。UFCでの連勝が12で途切れ、王座陥落となった。
対するペーニャはアグレッシブな打撃と柔術ベースの寝技を武器とする13年のTUF女子バンタム級優勝者。昨年10月に一本負けしたものの、2021年1月にサラ・マクマンを相手に裸絞め一本勝ちを決め、再起を果たすと、12月には「UFC史上最大の番狂わせ」とも言われる一本勝利でヌネスからベルトを奪い王座に就いた。
衝撃の王座交代劇から8か月でのダイレクトリマッチはヌネスの王座奪還か、ペーニャの返り討ちか。
1R、ヌネスはサウスポーからスイッチを繰り返し、左ミドルを一発蹴ってファーストコンタクトも、互いにフェイントをかけ合い緊迫感のある展開が続く。ワンツーで前へ出てくるペーニャにパンチを合わせるヌネス。カウンターの右が入りペーニャがヒザをつく場面も。
しかしヌネスが入ろうとしたところへペーニャも左を当てる。互いにパンチが当たる中、終盤ヌネスの左ストレートでペーニャがぐらついたところでラウンド終了。
2R、ペーニャがワンツーを振って前進してきたところへヌネスがカウンターで右フック。これでペーニャがダウンもヌネスは追いうちせず立たせる。構わず左右のストレートを連打して前へ出るペーニャにヌネスはまたも右のカウンター。ペーニャは再びダウンするが今度もヌネスは追わずに立たせる。
左にカウンターを再三合わされたペーニャは今度は右を起点にパンチを放つ。しかしヌネスはすぐにアジャストし、今度は左のカウンターで3度目のダウンを奪う。
3R、何度カウンターを合わされても思い切りパンチを振って前へ出るペーニャ。右が一発入るがヌネスは胴に組み付いてテイクダウン。クローズドガードを組んだペーニャは下から腕十字、三角絞めを仕掛けるがヌネスはこれを防ぎつつ細かいパウンドを落とすと強いヒジ。ペーニャはオモプラッタを仕掛けるがヌネスは外してなおもパウンド。ペーニャは頭部から出血する。
4R、ペーニャのワンツーにドンピシャのタイミングでヌネスがタックルでテイクダウンに成功。ペーニャは下から何度もオモプラッタを仕掛けるがヌネスはしっかり外してパウンド。しかしペーニャは一瞬の隙を突いて腕十字!
ヌネスは腕を完全に伸ばされるが、ペーニャの体をまたいで何とか脱出。ペーニャはもう一度腕十字に行くが今度はヌネスがすぐに腕を抜く。スタンドになると、パンチで前へ来るペーニャにヌネスは何度もテイクダウンに成功する。
5R、すぐにタックルでテイクダウンはヌネス。下から三角絞め、オモプラッタのペーニャだがヌネスは外す。スタンドになるとまたもヌネスがテイクダウン。下からアームロックを狙うペーニャだがヌネスはこれも防いでトップからヒジを連打。さらに立ったところから思い切りパウンド、抑え込んでバックからチョークと圧倒する。諦めずに動き続けるペーニャだが大勢は揺るがず。最後までヌネスが圧倒して試合終了。
判定はジャッジ3人が50-45、50-44、50-43をつけるほどの大差でヌネスが勝利。圧倒的な強さでリベンジを達成し、“最恐女王”が王座奪還を果たした。
▶︎次ページは【動画】ヌネスの強打でペーニャが吹っ飛ぶようにダウン!
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