「フルラウンド同じペースで
動き続けられるようになりたい」
梅原タカユキ(TARGET)
3月21日(日)東京・ディファ有明で開催されるM-1MC『M-1 FAIRTEX SINGHA BEERムエタイチャレンジ「NAI KANOMTOM vol,1」』にて、元NJKFスーパーバンタム級10位・田中将士(上州松井)と対戦する梅原。初のヒジありルールではヒジで切られ、7針縫った苦い思い出があるが、2度目となるヒジありルールでどんな試合を見せてくれるのか?(2010年3月20日UP)
■ヒジありはガムシャラに前へ……というわけにはいかない
ーー今回はムエタイルールなのでヒジありになります。
「去年の11月にJ-NETWORKで初めてヒジありをやって、ウエンツ☆修一君に切られてしまったので、今回は切っちゃいたいみたいな。前回は7針縫いました」
ーー苦い思い出になってしまいましたね。
「でも、やってて面白かったですよ。切られて負けてしまったのは悔しかったですけれど。全然出来ると自分では思っていたんですけれど、1回で止められてしまいましたからね。意外と“あ、こんなので止められてしまうんだ”と思いました」
ーーその傷を鏡で見た時はどんな思いでした?
「やっぱり悔しかったです。傷自体は気にしてないんですが、最初の内は自分の中で負けた気がしなくて、日を追う毎に試合の結果とかを見て“俺、負けてるじゃん”みたいな感覚で。それで、どんどんショックになっていきましたね」
ーーヒジなしとヒジありではどんな違いを感じますか?
「自分がいけるなと思っていても、1回もらっただけで終わってしまったりするので、一気に形勢逆転みたいな感じですよね。11月も2Rで倒せるなと思って、倒しに行った時だったので凄く悔しかったです。試合自体に緊張感はあるものなので、緊張感は変わりないですけれどね」
ーー以前からヒジありの練習はしていたんですか?
「いや、その11月の試合前からですね。遊びみたいな感じではやったことがありましたが。でも、最初はみんなやったことがないのは同じですからね」
ーーそのまま継続してヒジの練習はしていましたか?
「その後はRISEの試合だったので、ヒジを練習してもしょうがないから前の練習に戻しました。試合が決まったらその試合によって、練習の方法は会長の指示で変えてもらっています。自分はその通りにやればいいと思っています」
ーー自分のスタイルにヒジを取り入れることに関しては?
「別に苦手意識もないし、ヒジがあるから何かが違うという感じもないんですけれど、RISEみたいにガムシャラに前へ……というわけにはいかないのかなとは思います」
ーー今度は俺が切ってやろうくらいに思っています?
「チャンスがあれば、ですね。そんなにヒジにこだわっているつもりはないです。せっかく練習しているので出せるチャンスがあれば出すって感じですか。相手もどんな選手か分からないですけれど、僕が1回切られているので狙ってくると思うんですよ。そこはしっかり対応したいと思います」
ーーあれ? 相手の研究はしていないんですか。
「僕は前から研究してないんです。プロフィールを見て、身長が僕よりも大きいんだな、くらいで(笑)。去年はたまたま名前のある選手とやらせてもらえたので、映像を見て研究したりもしましたが、その前まで元々デビュー戦とか同じくらいの戦績の相手とやっていたので、そうなるとデータなんてそんなにあるものじゃないでしょう。だから毎試合、右利きか左利きかくらいしか見てないです。あとは身長くらいかな。相手のことは気にしてないです」 ・・・
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