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 2月27日(日)東京・後楽園ホールで開催さ れる『RISE 74』セミファイナルにて、吉本光志(ヌンサヤーム)の保持するRISEスーパーライト級王座に挑戦する菅原。両者は2009年11月22日に王座決定戦 で戦い、吉本がベルトを手にした。その日以来、菅原は復讐する日を待っていたという。(2011年2月22日up)

PROFILE
菅原勇介
(すがわら・ゆうすけ)
1982年9月21日、東京都出身
身長174cm、体重65kg
新人時代からハードパンチャー&キッカーとして期待され、
2005年MAキックボクシング連盟ライト級新人王を獲得
2007年4月29日、R.I.S.E.に参戦して末広智明を破り注目を浴びる
同年に名門・山木ジムからTARGETに移籍
2009年2月1日、J-NETWORKスーパーライト級王座を獲得
同王座は2010年6月20日、初防衛戦で大石駿介に敗れて失う
戦績:19勝(6KO)12敗1分
RISEスーパーライト級1位
TARGET所属

■あの日、負けた瞬間からこの日をずっと待っていた

ーー昨年は6月に大石駿介選手とのタイトルマッチで敗れてJ-NETのベルトを失い、8月にムエタイ三冠王のルーシラーとアメリカで戦ったり、12月には國安浩史選手に勝ってタイトル挑戦権を手に入れたりと波乱万丈な年でした。

「去年はダメでしたね。勝ったり負けたりでKO勝ちが1回もありませんでした。試合内容も良くなかったし。今年は気合いが入っていますので、巻き返したいです」

ーー何が課題だと思いましたか?

「やっぱりスタミナ(笑)」

ーーああ、やっぱり。

「いつもみんなに言われますから。試合になるとなぜかスタミナがなくなってしまうんですよねぇ。それと、攻撃の返しがなくてもらいっぱなしだったり、攻めるだけだったりと、あまり考えている試合が出来ませんでした。今年はもっと上のレベルを行く試合がしたいです」

ーーそのスタミナなんですが、あれは一体なぜなんでしょう? 3Rでいきなりスタミナが切れますよね。

「明らかにガクッと落ちますからね(笑)。あれは何なんだろうって自分でも思います。でも、次はそんなことはないので。大振りしすぎるというのがあるんでしょうね。ただ単にぶん回しているというか、考えずに試合をやっていたからだと思います」

ーー練習でのスタミナはどうなんですか?

「それが全然、大丈夫なんですよ。あと、オーエンジャイ(ムエタイの試合を見せるレストラン、プロ選手が練習試合で出場することも多い)にも出たんですが……全然大丈夫だったんです」

ーーうーん、そこが試合の難しさなんでしょうね。

「そうですね。本番になってみないと分かりませんが、次は心配ないと思います。そんなに何回も周りに同じことを言われたくないですからね」

ーームエタイルールとRISEルールを並行してやっていますが、自分ではどっちが向いていると思いますか?

「自分の中では、競技としてはそんなに変わらないんです。区別してしまうとスタイルがグチャグチャになってしまいますからね」

ーーそんなに違和感はない?

「若干はありますが、ヒジありだから嫌だとか、そういうのはないです。ただ、RISEルールの方が好きですね。本来なら何でもありに近いルールの方が強さ的にはいいんでしょうけれど、ヒジなしの方が試合を盛り上げるには合っていると思います」

ーーさて、次はタイトルマッチです。吉本選手と菅原選手は2009年11月22日に王座決定戦で戦い、延長戦の末に吉本選手が勝って初代チャンピオンの座に就きました。今回が再戦になりますね。

「やっと来ましたね。この日をずっと待っていました。あの日、負けた瞬間から ・・・

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