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 4 月30日(土)東京・後楽園ホールで開催される「Krush初代王座決定トーナメント ~Triple Final Round~」に出場するKENJI。悲願のベルト獲得まであと2つと迫った。「本音を言わせてもらうと、この中で僕が一番強いんじゃないかなって。全試 合KOで勝って優勝したい」と強気な発言が出ており、その自信の根拠はどこにあるのか。本人を直撃した。(2011年4月28日up)

PROFILE
KENJI
(けんじ)
1989年4月4日、東京都立川市出身
身長163 cm・体重52.0kg
2006年9月17日 「TRIAL LEAGUE.7」のローズ達也戦でプロデビュー。
2007年7月13日、タイでWPMO世界フライ級タイトルを獲得する。
2007年9月2日、NJKFフライ級王座認定試合で第8代王者に。
2010年3月13日、「Krush×Survivor」で寺戸伸近に1R2分26秒KO負け。
2010年12月12日、「Krush初代王座決定トーナメント一回戦」で田中一輝を2RKO。
DC LAB.GYM所属

■以前よりも上半身が大きくなった秘密

――試合が近づいてきましたが、現在のコンディションはどうですか?

「凄くいいです。試合前はいつもそうなんですが、一回一週間前までに追い込みで動けなくなるぐらいの 状態にします。そこから残り一週間で減量をやりながら体調を回復させていきます。3月11日に起きた大地震のこともあって練習が出来なく、その間に休んで いたので追い込み練習に影響はありませんでした」

――Krush-55kg初代王座決定トーナメント準決勝で対戦する瀧谷渉太選手の印象はいかがですか? 2009年12月9日にサバイバーのリングで対戦して、KENJI選手が敗れています。

「凄く強かった印象があります。判定で負けましたけれど、それから1年ちょっと経ちます。お互いにど のくらい成長しているのかが楽しみですね。相手もレベルが上がっていると思いますし、自分もそれ以上に上がっている実感があります。僕は同じ相手と2回や ることは初めてのことなんですよね。それが一度負けている相手となると、余計楽しみが増えます」

――最近の瀧谷選手の試合を見てご自身と比較した時に、以前よりも自分の方が伸び幅はあると感じますか?

「そうですね。瀧谷選手もあの時よりは強くなっていると感じますが、自分の能力の方が高いというのは感じます。気持ちの面でも同じ相手に2回続けて負けるつもりはないです。モチベーションは更に上乗せで上がっています」

――昨年12月のトーナメント一回戦(田中一輝戦)では見事なKO勝ちでしたが、あの勝利の裏には何か秘密はありますか?

「常に倒すスタイルを意識していました。でも、あの時は事前に立てていた作戦とは違うんです。自分的 に行き過ぎた部分があり、いつも攻めようと思いすぎて空回りしてしまうので、それがないように相手の動きを見たり、展開を見るようにして、待ちの姿勢でい るようにしていました。実際は前に出すぎてしまい、結果としては良かったのですが、あの戦い方をするとまずいかなというのは正直あります。当たったもん勝 ちという戦い方でしたからね」

――そうだったんですね。上半身が以前よりも大きくなったのでKOにつながったのかと思いました。

「ウェイトトレーニングをしているわけではないのです。試合はK-1ルールなのでどうしてもパンチで勝負が決まることが多くなるので ・・・

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