12月11日(日) 東京・ディファ有明で開催される『Bigbang~統一への道~其の七』にて、日本のプロボクシングでも試合をしているファーサンハン・ポーラースア(タ イ)と対戦する駿太。試合後は常に反省の弁を述べる悩めるキックボクサーは、これまで通り打倒ムエタイを目指しながら国内では“あの男”との対戦に狙いを 定めている。(2011年12月7日UP)
PROFILE |
■ちゃんとスタイルを確立させないといけない
ーー今年最後の試合が近付いて来ましたが、どのような心境でしょうか?
「僕の20代最後の年も終わりに近付いているな(4月6日が誕生日)という感じです」
ーー対戦相手のファーサンハン・ポーラースア(タイ)はどんな選手なんですか?
「ムエタイからプロボクシングに転向した選手で、パンチの強い選手だと聞いています。自分は以前からパンチが課題なので、苦手なことを克服するための試合というところです。
ボクシングで負けた試合を映像で見たんですが、ノッブ(ノッパデッソーン=元ラジャダムナンスタジアム&WBCムエタイ世界ウェルター級王者で谷山ジムのタイ人トレーナー)は“ムエタイとは全く違うから参考にならない”と言っていました。
ですから練習は相手どうこうよりも、いつも通りに自分を高めるための練習をしています。パンチの対処をやるようにしています」
ーー駿太選手の試合を見ていると、毎回違うスタイルで戦っているように見えるのですが?
「はい、そうなんですよ。毎回違いますね。それは自分でも分かります。以前、自分のスタイルが確立された かもしれないと思っていた頃があったんですが、コンディションによって上下左右してしまいますね(苦笑)。ぶっちゃけ、まだ確立されていないことに気付き ました。どんなスタイルが自分に合っているのかなと毎回模索しながらやっている感じです。
この1~2週間でも疲労で身体が全然動かなくなってしまって、ひらめきがなくなってしまったんですよ。 その1~2週間前は凄くいい状態だったんですが、グチャグチャになってしまったのでまた修正しているところなんです。だから、1カ月の間でもどんどん変 わっているという」
ーー大丈夫なんですか?
「大丈夫です。ノッブも一生懸命にやってくれているので、練習している中で自分に合ったスタイルを見つけ ます。いつひらめくか分からないですけれど、練習中だけでなく、試合の中で“あっ、こういうスタイルなのかな”ってひらめくこともあるので。試合と練習の スパーリングは全く違うものですからね」
ーースタイルは毎回意識して変えているんですか?
「基 本的には一番自分がやりやすいやり方でやっているんですが、そればかりやっているとノッブが“ここに力が入っている、ここのタイミングや距離がおかしい” と指摘してくれるので、そこを修正しながらやっています。自分のやりやすい形にまとめながらも、新しいものを取り入れていくという感じですね。
お客さんには試合でしか自分の動きを見せられないので、ちゃんとスタイルを確立させないといけないと思 うんですけれど、まだなかなかスタイルが固まらないんです。何が良くて何が悪いのかがまだ分かっていないし、相手のスタイルによってもこれがやりやすいや りにくいが変わってくるので。コンディションが悪い時は、自分は一生スタイルが確立しないんじゃないかって思ってしまうくらいです。逆に良い時は“俺って メチャ強いじゃん”って思いながらやっているんですけれど、その上下が激しすぎるんです(笑)」
ーー自分の頭の中には理想とするスタイルはあるんですか?
「それがどんどん変わっちゃっているんですよ ・・・
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