6月2日(土)TOKYO DOME CITYホールにて開催される『RISE 88』に、約2年ぶりの参戦を果たす日菜太。かつてのRISEのエースが迎え撃つのは、あのアンディ・サワーの弟子でシュートボクシングでも活躍するヘンリー・オプスタイル(オランダ)だ。日菜太にはこの強敵に勝って、実現させたい野望がある…。(取材日:2012年5月26日)
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■RISEでもKrushでもどこのリングでも上がる
ーー約2年ぶりのRISE参戦ですね。
「今年はどんどん試合をやりたいという希望があって、怪我もまったくしていないのでどこのリングでも戦います。元々、僕は試合をやりたい派なんですが、昨年はいろいろあって試合に出られないことがあったので、今年はチャンスがあればRISEでもKrushでもどこでも出てみようかなって思っています。いろんなリングで結果を出して、いろんな成果を残していきたいですね。上がるリングは特にこだわりはありません」
ーー久しぶりにRISEに出る気持ちはどうですか?
「僕の中では2年ぶりって聞いてビックリするくらいでした。そんなに久しぶりなんだって。でも、この前の記者会見(5月15日)に出席した時、もう僕が出ていた頃のRISEではないんだなって感じはしました」
ーーああ、選手の顔ぶれがだいぶ変わりましたからね。
「はい。昔からいるのが僕と裕樹さんくらいでした。小川コミッショナーにも『この中で生え抜きは日菜太と裕樹だけだね』と言われて、選手の入れ替わりを感じましたね」
ーー自分もトシをとったと思いました?
「思いました(笑)。僕もベテラン一歩手前なのかなって」
ーー対戦相手がイランのキックボクシング王者ヴァヒド・ロシャニから、アンディ・サワーの弟子ヘンリー・オプスタイルに変わったことについてはどう思っていますか?
「変わったことでモチベーションが上がりました。ロシャニよりも、サワーの弟分ということで試合をする意味があると思います」
ーー逆に、変わってよかった?
「そうですね。ロシャニに勝ったと言っても、“それは誰だ?”と言われてしまうじゃないですか。強いのにあまり知られていない選手なので。そういう意味ではサワーの弟分に勝った方が次につながりやすいと思います」
ーーオプスタイルの試合は見ましたか?
「映像で見ました。ワンツーとかパンチが綺麗に伸びてくる選手ですね。右のパンチを注意しようと思っています。ただ、今の僕はあのレベルの選手に負けてはいけないと思うので、絶対に白星を落とさないようにします」
ーーオプスタイルには、シュートボクシングで鈴木悟選手をマットに沈めた強烈なローキックがありますよ。
「その試合は見ていないんです。S-cupの2試合とショータイムに出た時の何試合かは見ました。SBで日本人とやった試合が見たいんですが、誰も用意してくれません(笑)。今からでも見たいので、誰か用意してくれませんかね?」
ーー“甘ったれるな!”と言われますよ。
「そうですかね(笑)。まあ、僕がやることは決まっているし、大丈夫です。しっかり準備も出来ています。自信を持って行きます」
ーーここで負けているようでは、もっと上を狙えないという気持ちもあるようですね。
「もちろんです」 ・・・
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