11月17日(土)東京・両国国技館で開催される立ち技格闘技世界最強決定戦『SHOOT BOXING WORLD TOURNAMENT S-cup2012』のリザーブマッチで郷野聡寛(フリー)と対戦する鈴木悟(Unit-K/バンゲリングベイスピリッツ)。以前から「ボクシング対決をしたい」と挑発し続けてきた郷野に対して、鈴木が思うこととは……。(取材日:2012年11月6日)
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■「郷野のテクニック?この前なんかボーウィーにすぐに倒されてましたよね?」
――9月のS-cup出場権を懸けた査定試合では宍戸選手に敗れてしまいましたが、S-cupのリザーブマッチというかたちで出場することに関していかがでしょうか。
「結果がああいうかたちで出てしまったので、今回自分にとってはワンマッチでもリザーブマッチでもあんまり関係ないですね。リザーブマッチに出ることは予想外ではあったんですけど、本戦に出られるチャンスが来るかもわかりません。とりあえずはリザーブマッチで勝つことだけを考えています」
――過去の例ではリザーブマッチに出場した宍戸選手が本戦に出場し、準優勝した例もあります。
「そうですね。そういうこともありますけど、どちらにしても目の前の試合で勝つことが重要ですよね。もしトーナメント本戦に出ていたとしても先のことを考えてやっていたら勝てないですよ。全力で3試合をやり切らないと優勝は出来ないです。温存なんて考えていたら、まず優勝できません。そう考えれば、リザーブも全力でやり切ることが前提になると思います」
――先日行われた会見では郷野選手と舌戦を繰り広げる場面もありましたが、改めて郷野選手の印象を教えて下さい。
「郷野さんがシュートボクシングに出るようになってからの印象しかないのですが、会見で面白いことをいう印象しかないですね(笑)。僕は1人しゃべりが得意ではないので、郷野選手が絡んでくれて僕も面白いことを言えたんじゃないかと思います」
――郷野選手は以前から鈴木選手との対戦をアピールしていたんですが、それはご存知でしたか?
「僕とボクシング対決をしたいというアピールですよね? ボクシング対決にはならないよと言いたいですね。ボクシングというのは、ボクシング業界でやることであって、パンチのみで戦うんだったらパンチ対決になります。ボクシングとは全く違うものなので、それは僕としては聞き捨てならないなとは思っていました。郷野選手とは交わることはないと思っていたのですが、こんなに早いタイミングでやることになったので言ったことは全部守ってもらおうかなとは思っています」
――これまでに何回か対戦のオファーはあったんでしょうか。
「どうなんでしょうか。自分のところまで来なかっただけかもしれないのですが、勝利者インタビューで言っていたというのを記事とかで見ていたぐらいでした」
――そういうアピールをしてくることでイラツキはありませんでしたか?
「ただ、ボクシング対決と言っていることが聞き捨てなりません。パンチに自信あるやつはみんなそう言いますけど、それでパンチだけの勝負になったことは一度もありません。総合格闘技、キックボクシングをやっている上でパンチに自信あったとしても、色んなシチュエーションがある中でのパンチなのでボクシングとは全く別物なんですよね。パンチに自信あってもボクシングが強いとは限りません。キックなし、投げもなしのパンチだけでやろうというのであれば私も合わせますが、ジャッジやレフェリーがボクシング業界の人間ではないのでやっぱりそれはパンチ対決と考えています。それで負けるつもりもありません」
――実際に郷野選手のテクニックはどのように評価していますか?
「実際に試合を見たことはありますけど、この前なんかボーウィーにすぐに倒されてしまいましたよね」
――郷野さんに何かメッセージはありますか?
「吐いたツバはもう飲めないので、言ったこともしっかり守ってもらって後悔してもらいましょう。僕も言葉に気をつけながら物を言っているので、そういう教訓にしてもらえればと思います」
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