12月2日（日）東京・ディファ有明で開催される『ビッグバン・統一への道 其の十一』でWBCムエタイ日本フェザー級＆MA日本フェザー級王者・秋元皓貴（あきもと・ひろき/真樹ジムAICHI）と対戦する駿太（谷山ジム）。17連勝無敗の若手ホープとの対決を前に、駿太が語ったこととは……（取材日：2012年11月29日）

PROFILE 駿太（しゅんた） 1982年4月6日、岐阜県出身 身長170cm、体重59kg（試合時） 2003年2月16日、FUTURE FIGTHER IKUSAでプロデビュー 2005年8月14日、大高一郎に判定勝ちしてMA日本フェザー級王座を獲得 2007年9月24日、当時VS日本人無敗だったコムパヤックに判定勝利 2008年6月15日、チュン・ジェヒュイに判定勝利し、WMAF世界フェザー級王座を獲得 同年9月15日、当時ラジャダムナンスタジアムの現役王者だったトーンと引き分ける 2009年3月1日、WPMF世界フェザー級タイトルマッチでアヌワットと対戦するもKO負け 同年8月2日、当時ラジャダムナンスタジアムの現役王者だったデットパノムにKO勝利 2010年7月31日、ビッグバンで新日本キックのフェザー級王者・蘇我英樹に判定勝利 同年12月1日、藤原祭りで元全日本フェザー級王者の前田尚紀からも判定勝利を収める 2011年10月9日、キム・ジェスクをKOしてWMAF王座2度目の防衛に成功 2012年1月15日、新日本キックで蘇我英樹との再戦でも勝利 2012年9月2日、ビッグバンで立嶋篤史から判定勝利 戦績：38戦25勝（7KO）9敗4分 第15代MA日本フェザー級王者 第2代WMAF世界フェザー級王者 MA日本キックボクシング連盟/ビッグバン/谷山ジム所属

■秋元にメッセージ「ガンガン倒しに来てよ」

  ――試合が近づいてきましたが、現在はどういう心境でしょうか。

 「めちゃめちゃベストという感じではありませんが、あとは計量をクリアーして体重と体調をベストな状態に持っていくだけですね」

 ――今回の試合に向けて特別に練習していることはありますか？

  「内容的には、今は言えませんが軽く対策はしてきました。あとは、秋元君との試合が決まってからリングに上がるまでのことをイメージして気持ち的に作り上げてきました」

  ――試合映像は見ましたか？

 「1回だけ見た試合もあれば、2回見た試合もあります。でも無茶苦茶、研究しているわけではありません。ノップ（＝ノッパデッソーン、元ラジャダムナン スタジアム＆WBCムエタイ世界ウェルター級王者。駿太のトレーナー）と一緒にピンサヤーム戦、森井戦、あとは若手との試合を3、4試合は見ましたね」

 ――ノップはどういうふうに分析してましたか？

 「いつも言うことは同じなんですが、『ダイジョウブ』と言ってました。その言葉につられて自分の気持ちも乗ってしまうんですけどね（笑）」

 ――秋元選手はKOする技のバリエーションが豊富ですが、対策を立てにくいというのはありませんか。

 「タイ人選手のように色んな技があるし、技のレベルが高いですよね。それにプラスして後ろ廻し蹴りや飛びヒザがあったりと、タイ人にないような物を持っているのでそこは注意しないといけないなと思っています」

――今回はどういうことをテーマに試合に臨みたいというのはありますか？ 

 「楽しくノビノビとやりたいですね。前回の立嶋篤史戦（2012年9月2日）のように気負ってやってしまうと空回りしてしまいます。ノビノビやるためには、試合当日までに気持ちとコンディションをベストな状態に持っていかないといけないですね」

 ――秋元選手にインタビューしたところ、「KOする」と自信満々に語っていました。

 「そうなんですね。いいんじゃないですか（笑）。自分もKOするつもりでいきますけど、若手にはそういう感じで言ってもらわないと面白くないですよね」

 ――秋元選手に何かメッセージはありますか？

 「『ガンガン倒しに来てよ』と言いたいです。そうじゃないと面白くないですから」

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