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  3月3日(日)さいたまスーパーアリーナで開催されるUFCの日本大会『UFC JAPAN 2013』にて、UFCデビューを飾る徳留。パンクラスのトップランカーとして活躍してきた彼の評価は、選手・関係者の誰に聞いても高い。この大抜擢のチャンスをモノにし、UFCレギュラー参戦のチケットを手に入れることが出来るか?(取材日:2月14日)

PROFILE
徳留一樹
(とくどめ・かずき)
1987年3月4日、東京都出身
高校時代に柔道を経験し、レスリングの木口道場に入門
五味隆典率いるチーム・ラスカルの一員となる
進学後、パラエストラ八王子に入門し、
2010年4月29日、パンクラスでプロデビュー
2011年、パンクラス・ライト級GP準優勝
2013年3月3日、UFC JAPANで初のUFC参戦
身長180cm、体重70kg(試合時)
パラエストラ八王子所属

■第1章 日本とアメリカの練習の違いとは?

ーーUFCデビュー戦が刻一刻と迫ってきました。どんな心境ですか?

「凄く充実した練習が出来ているので、“やってやろう!”という気持ちになっています」

ーー所属するパラエストラ八王子には、いろんな選手が出稽古に来ているんですね。

「はい。今度のUFC JAPANに一緒に出る廣田(瑞人)さんを始め、アイアン(中村“アイアン”浩士=DEEP、べラトールFCで活躍)さん、吉田善行(2008~2010年にUFC参戦)さんなど多くの選手が練習に来てくれます」

ーーUFCで5戦の経験がある吉田選手から何かアドバイスは?

「いえ、特にありませんでした(笑)。でも、凄くいい充実した練習が出来ました」

ーーアメリカのAKA(アメリカン・キックボクシング・アカデミー=UFCに数多くの選手を送り込んでいる北米のMMAトップジム)にも練習に行かれましたね。

「あの経験は大きかったです。そのおかげで自分が変わった部分がいっぱいあります。その部分はいま練習を重ねて、いい感じに出来ています」

ーーどんなことにカルチャーショックを受けたのですか?

「練習の時間が短いことと、スパーリングをそんなにやらないことにビックリしました。向こうは長く練習をやるのではなく、短い時間でハードにやるんです。スパーリングに関しては、日本のどの道場もけっこうやると思うんですが、向こうは数が少ない。例えば、『今日はお前とお前で』と言われて、5分3Rやって終わりとか。総合スパーはそれくらいでした。グラップリングはもう少し多めにやりますけれど」

ーースパーリングの数が少ない分、何を多めにやるのでしょうか?

「打ち込みはけっこうやりましたね」

ーー打ち込みとは?

「技の確認のようなものです。技のドリル練習というか」

ーーそれを日本に持ち帰ってやっているんですか?

「そうですね。ただ、使えるやつと使えないやつがあったので、自分に合った技だけをチョイスしてやっています」

ーー打撃のスタイルもだいぶ変わったとお聞きしました。

「はい、変わりました。AKAで『お前はもっとスピードを活かした方がいい』と言われて、それを意識してやっています。また、シルバーウルフジム(魔裟斗が所属していたキックボクシングジム)に出稽古に通わせてもらって、いろんな部分が変わったと思います。かなり良くなってきているので、次の試合で出せればいいなと思っています」

ーーその動きでイメージしている選手はいますか? 例えばアンデウソン・シウバのように、とか。

「いや、いないですね。自分の動きだけを意識してやっています。自分のオリジナルの動きと言うか。理想は五味(隆典=かつて徳留は五味と一緒に練習していた)さんのようなKO勝ちが出来たらいいんですが、自分には出来ないので(笑)。自分のスピードを活かした打撃のスタイルでやっていこうと思っています」

ーー完成度はどうですか?

「上々だと思います。一緒に練習した人が、みんな『いい動きになってきたね』と言ってくれるので

第2章「試合ではそんなに緊張しない方なんです」徳留流、試合で緊張しないための方法とは? ・・・

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