3月3日(日)さいたまスーパーアリーナで開催されるUFCの日本大会『UFC JAPAN 2013』にて、UFCデビューを飾る徳留。パンクラスのトップランカーとして活躍してきた彼の評価は、選手・関係者の誰に聞いても高い。この大抜擢のチャンスをモノにし、UFCレギュラー参戦のチケットを手に入れることが出来るか?(取材日:2月14日)
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■第1章 日本とアメリカの練習の違いとは?
ーーUFCデビュー戦が刻一刻と迫ってきました。どんな心境ですか?
「凄く充実した練習が出来ているので、“やってやろう!”という気持ちになっています」
ーー所属するパラエストラ八王子には、いろんな選手が出稽古に来ているんですね。
「はい。今度のUFC JAPANに一緒に出る廣田(瑞人)さんを始め、アイアン(中村“アイアン”浩士=DEEP、べラトールFCで活躍)さん、吉田善行(2008~2010年にUFC参戦)さんなど多くの選手が練習に来てくれます」
ーーUFCで5戦の経験がある吉田選手から何かアドバイスは?
「いえ、特にありませんでした(笑)。でも、凄くいい充実した練習が出来ました」
ーーアメリカのAKA(アメリカン・キックボクシング・アカデミー=UFCに数多くの選手を送り込んでいる北米のMMAトップジム)にも練習に行かれましたね。
「あの経験は大きかったです。そのおかげで自分が変わった部分がいっぱいあります。その部分はいま練習を重ねて、いい感じに出来ています」
ーーどんなことにカルチャーショックを受けたのですか?
「練習の時間が短いことと、スパーリングをそんなにやらないことにビックリしました。向こうは長く練習をやるのではなく、短い時間でハードにやるんです。スパーリングに関しては、日本のどの道場もけっこうやると思うんですが、向こうは数が少ない。例えば、『今日はお前とお前で』と言われて、5分3Rやって終わりとか。総合スパーはそれくらいでした。グラップリングはもう少し多めにやりますけれど」
ーースパーリングの数が少ない分、何を多めにやるのでしょうか?
「打ち込みはけっこうやりましたね」
ーー打ち込みとは?
「技の確認のようなものです。技のドリル練習というか」
ーーそれを日本に持ち帰ってやっているんですか?
「そうですね。ただ、使えるやつと使えないやつがあったので、自分に合った技だけをチョイスしてやっています」
ーー打撃のスタイルもだいぶ変わったとお聞きしました。
「はい、変わりました。AKAで『お前はもっとスピードを活かした方がいい』と言われて、それを意識してやっています。また、シルバーウルフジム(魔裟斗が所属していたキックボクシングジム)に出稽古に通わせてもらって、いろんな部分が変わったと思います。かなり良くなってきているので、次の試合で出せればいいなと思っています」
ーーその動きでイメージしている選手はいますか? 例えばアンデウソン・シウバのように、とか。
「いや、いないですね。自分の動きだけを意識してやっています。自分のオリジナルの動きと言うか。理想は五味(隆典=かつて徳留は五味と一緒に練習していた)さんのようなKO勝ちが出来たらいいんですが、自分には出来ないので(笑)。自分のスピードを活かした打撃のスタイルでやっていこうと思っています」
ーー完成度はどうですか?
「上々だと思います。一緒に練習した人が、みんな『いい動きになってきたね』と言ってくれるので」
第2章「試合ではそんなに緊張しない方なんです」徳留流、試合で緊張しないための方法とは? ・・・
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