3月17日(日)東京・後楽園ホールで開催される『RISE 92』にて、第4代RISEバンタム級(-55.0kg)王者決定戦を同級3位・六川星矢(北斗会館)と争うDyki。最近は本名・宮城大樹でのフジテレビの番組「テラスハウス」出演が話題になっているが、一度逃したベルトを再び獲得するチャンスを前に、なぜリスクのある行動に出たのか。Dykiの真意がこのインタビューで明らかになる。(取材日:3月12日)
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■第1章 テラスハウス出演までとその舞台裏
ーー「テラスハウス」の出演が話題になっていますが、そもそもなぜ出演することになったのですか?
「知り合いから“オーディションがあるから受けてみれば?”という話が来て、オーディションを受けたのがきっかけです。ジムで指導しているとか、格闘技をやっているとか、タイトルマッチがあるという話をしたら、そういうのを取り上げたいと言ってもらえて。これはめっちゃいい機会だなと思いました。それでオーディションに合格して、よろしくお願いします、と。決まってから4日くらいでテラスハウスに行きました(笑)」
ーー合格から4日後ですか。随分と急ですね。
「はい。僕の次の休日に行こうという話になり、それが4日後でした。火曜日に決まって金曜日にはもうテラスハウスでしたね」
ーー知らない人たちと暮らすのって嫌ではなかったですか?
「僕、こう見えて人見知りと言えば人見知りな方なんですよ。それで決まったはいいけれど“ヤバイな”と思いました。けっこうストレスも溜まるだろうなって。ただ、僕は人見知りなんですが一人でいるのも好きじゃないんです(笑)。誰か一緒にいてくれた方がいいので、一人暮らしよりはいい感じでした。それと、メンバーに会った時は“あ、テレビで見た人たちだ”と思ったので初対面って感じはしなかったですね」
ーーあ、番組を見ていたんですね?
「でも、出演することが決まったあとで1回見ただけです(笑)」
ーー今の1日はどんなスケジュールなんですか?
「朝起きて、みんなと顔を合わせて『おはよう』から始まり、その日のスケジュールをそれぞれ伝えます。昼は個人個人の活動をしていますね。僕はジム、ほかのメンバーはモデルだったり、俳優業だったり、稽古に行ったりと。
ハウスからジムまでは2時間くらいかかるんです。バスにも乗るんですが、それが20~30分かかるんですよ。バスってこんなに時間にルーズなのかと思ったくらい時刻通りに動いてくれなくて、1度練習時間に遅刻してしまったことがあるんです。それで会長に『たるんでいるんじゃないか』とお叱りを受けてしまったので、2時間30分は移動時間を見るようにしました」
ーーそんなにかかるんですか! 大変ですね。
「そうですね。プロ練は13時からなので、朝は10時30分くらいにハウスを出ます。順調な時は12時30分くらいに着くんですが、それでも遅れる時があるんですよ。バスが一番の強敵です(笑)。
そこからプロ練は16時くらいまでやって、少し休憩して18時からは指導です。16時30分からキッズクラスの指導をする日もあります。指導が終わるのが22時くらいで、そこから後片付けなどをするとジムを出られるのが22時30分くらい。そこからまた、2時間30分かけてハウスに帰ります」
ーーでは、ハウスに着くのは日付が変わった頃じゃないですか。
「大体、深夜1時ですよ(笑)。今は減量中なのでメシが食べられませんが、その前はジムのみんなと夕食を食べに行って、終電に間に合うように30分くらいで食べていました」
ーーメンバーは帰宅を待っていてくれるのですか?
「はい、みんな待っていてくれます。みんなけっこう夜型なので」
ーーテラスハウスで暮らし始めてからどれくらい経ちますか?
「もう2カ月経ちますね。だからもう、みんなともかなり仲良くなっています。気を使うことなく自然な感じで、リビングでみんなと喋っている時もあれば、個人個人で携帯をいじっていたり、僕だったらストレッチをしたりと、それぞれが思い思いのことをしている時もあります。カメラが回っていても『好きなようにやってて』という感じなので、特に気を使うこともないんです」
ーーしかし、私生活をずっと撮られているのってどんな気分なんですか?
「でも、そこまで奥の方に入って来られるわけではないんです。例えば、喋っている時は撮られるけれど、寝る前は撮られないとか」
ーーああ、プライベートな時間が全くないわけではないんですね。
「そうですね。それに、たまに撮影が入りますが、毎日ジムまで撮りに来ているわけではないので、1日で考えればカメラが回っていない時間の方が多いんですよ。だから、ジムへ来て息抜きが出来ているのかなって思います」
■第2章 Dykiがタイトルマッチ前に出演を決めた理由
ーー地上波に格闘家が出るのは久しぶりですし、毎週レギュラー出演というのもなかなかありませんよね。それも、格闘家が出なさそうな番組に。出演を決めたのは格闘技を広めたいという気持ちがあったからなんですか?
「それはあります。キックボクシングという格闘技を知らない人たちって、けっこういるんですよ。番組を見ている人たちにも、僕がやっているのはボクシングだと思っている人たちがいるくらいで。ツイッターをやっているんですが、“キックボクシングって蹴りだけで戦うんですか?”という質問があったり。だから、僕はキックボクシングをみんなに知ってもらいたい。キックボクシングはパンチと蹴りを使って戦うんだよ、って。練習や試合の映像が流れれば『キックボクシングってこういうものなんだ』って分かってもらえるじゃないですか」
ーーなるほど。でも、大事なタイトルマッチを前に、こういうことをやるのは凄くリスクが高いとも思います。
「そうですね。その部分はかなり悩みました。でも、 ・・・
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