【Krush】新王者・島野浩太朗「これからは倒して防衛する事が仕事」
6月30日(土)東京・後楽園ホールにて開催された『Krush.89』のトリプルメインイベント第3試合で、Krushスーパーフェザー級王座を奪取した島野浩太朗(26=菅原道場)が試合を振り返った。島野は王者・郷州征宜(32=K-1ジム総本部チームペガサス)に挑戦し、壮絶な打ち合いの末に判定勝ちで新王座に就いた。
長年追い続けてきたKrushのベルトを腰に巻き、試合後のリング上では涙を浮かべる場面もあった島野は「このベルトを欲しいという気持ちが一つあったんですけど、ベルトを獲って感じた想いをみなさんに伝えたいと強く思っていて、それが形になって本当に嬉しい気持ちでした」と喜びを語る。
試合については「試合内容としては色々な場面があったんですけど、最後の1分1秒まで心も身体もギリギリの勝負で、少しでも弱気な自分が出たら勝てていなかったと思います。実際に郷州選手と対戦して、周りが言う以上に身体も心も強い選手だと感じました。何より最後の1秒まで怖さを持った選手だと改めて感じました」と、ガンガン前に出てくるタフな郷州が相手なだけに1秒も気が抜けなかった語る。
試合後、所属道場の菅原会長とはどんなやりとりがあったか聞かれると「応援してくれたみなさんや周りのみなさんにも『ありがとう』という感謝の気持ちですけど、菅原会長とはデビューしてからもそうだし、4年前に初めてKrushのタイトルマッチで負けた時からもそうだし、毎日僕の練習のために時間を費やしてくれました。誰よりも時間を長く過ごしたのが菅原会長です。
普段の『ありがとう』ではなくて、Krushのメインイベントのリングでベルトを持って『ありがとう』と言うのが夢だったので、それが叶ったことは嬉しかったです。試合後に会長と二人で顔を合わせる場面もあったんですが、上手く言葉が出なかったです」と、ベルトを持って感謝を伝えられた事が嬉しかったという。
さらに、先輩でKrushのリングで活躍していた“狂拳”竹内裕二も喜んでくれたと言い「竹内さんのことは中学生の頃から見ていて、この人かっこいいなと思って憧れて、ずっと背中を追ってきました。あの先輩になりたいと思ってやっている自分もいたし、Krushで“狂拳イズム”というキャッチフレーズをつけてもらったこともありました。竹内さんは自分を作ってくれた大先輩の一人です。その先輩から『嬉しかった』と言ってもらえて、その言葉が深く刺さって嬉しかったです」と憧れの先輩・竹内にも感謝のコメント。
最後にチャンピオンとしての目標を聞かれた島野は「昨日の試合を見て、島野になら勝てると思っている選手はたくさんいると思います。昨日は大きな経験の一つ、強くなるための一日として、これからは最高の自分を作って倒して防衛することが自分の仕事です。
スーパーフェザー級は強い選手が多いので楽な戦いはないし、一戦一戦が凌ぎ合い、削り合い、果たし合いになると思います。防衛戦には今回以上の覚悟とモチベーションで挑みます」と答え、王者としての覚悟を感じさせた。
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