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佐山サトルが、新武道『神巌流総術』を発表、RIZINファイター渡部修斗も登壇

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2022/07/27(水)UP

佐山サトルがタイガーマスク姿で新武道について解説した

 ストロングスタイルプロレスの初代タイガーマスク、佐山サトル氏(64)が新武道『神厳流総術(しんがんりゅうそうじゅつ)』についての会見を23日、神田明神で行った。
 これまで佐山氏は、84年にシューティング(修斗)、99年には掣圏真陰流と創始してきたが、第3弾は最終段階として、この『神厳流総術』を発表した。
  同武道の精神は古来、天皇家が脈々と引き継ぐシラス思想をもとに構築。格闘術としてはスーツや半袖、そして袖のないノースリーブの3つの道着で、着衣でもノーギでも対応できる実戦を想定したものとなっている。

スーツ道着姿で登壇した右から桜木裕司、渡辺修斗、人見礼王

 佐山氏は「リングでの強者を育てるのは簡単、リングを降りてからも活躍できる人間を作ること、それが難しい。そんな人間を作りたい。格闘技を武道に変えるには精神性が必要」と語る。これまで修斗などを作ってきたが「何かが足りない」と思い研究を続けてきた。本来、佐山の思想は武道を作ることだった。2番目に作った掣圏真陰流も武道の心を取り入れたものであったが、今回は更に心技共に発展を加えた。

 神厳流総術のベースになるのは、前述のシラス思想。「シラス」とは古事記にもでてくる言葉で天皇と民が一体になり、互いに尊重し、天皇は民を宝とし、民は天皇を慕う関係性だ。
 ちなみに、この考えに対するのが上下関係で支配によって従わせるやり方を「ウシハク」と言い、権力で従わせるやり方を言う。

『神厳流総術』準備委員会は、渡部優一掣圏真陰流館長(後列右から5番目)、修斗の坂本一弘プロデューサー(前列左から2番目)らが務める

 神厳流総術は、このシラス思想をベースに儒教の朱子学と陽明学のよき部分を組み入れたものとなっている。

 今後の活動としては、佐山氏の弟子である渡部優一掣圏真陰流館長、修斗の坂本一弘プロデューサーを中心に準備委員会が設立されて、ルールの制定や勉強会などを行っていくという。

 また今回の会見では、RIZINにも参戦している渡部館長の息子・修斗(ストライプル新百合ヶ丘)、掣圏道四段の桜木裕司(掣圏会館師範)、修斗の人見礼王(修斗GYM東京)が道着姿で登場。新たな3つのスーツで登場した。

 現在、パーキンソン病の疑いがある佐山氏は闘病生活を続けているが、会見ではタイガーマスク姿で歩いて登場し、神厳流総術の詳細を説明した。弟子たちに支えられた佐山氏は、神厳流総術に全精力を注ぐことになりそうだ。

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