パッキャオが韓国の武術系YouTuberとエキシビション「王座戦のように準備する」
7月20日(水・現地時間)プロボクシング世界6階級制覇マニー・パッキャオ(フィリピン=43)が記者会見を行い、今年12月に韓国の武術系YouTuberのDK Yoo(43)とボクシングエキシビションマッチを行うと発表した。ボクシングルール(2分6R)で行われ、体重制限は無し。場所は韓国・ソウルの予定だ。
【動画】パッキャオの相手が、暴漢のヘルメットを破壊する瞬間!
昨年8月、WBAウェルター級休養王者のパッキャオは、WBA同級スーパー王者のヨルデニス・ウガスと[WBAスーパー世界ウェルター級タイトルマッチ]を行い判定負け、引退を宣言していた。
その後、今年5月に行われた大統領選に出馬したが、3位で落選。ボクシング界から大統領の誕生が期待されたが届かなかった。
相手のDK Yooは韓国の武術系YouTuberで、現在の登録者は65万人ほど。システマや太極拳など様々な武術を納め、各種格闘技を融合させた独自のメソッドを生み出し、暴漢役のヘルメットを壊すなど衝撃的な護身セミナーで有名になった。
昨年12月には、自身の武術の実戦性を示すため、元UFCミドル級ファイターのブラッドリー・スコットとボクシングマッチで対決(勝敗なし)している。
パッキャオの現在の体重は70kg前後だが、Yooの体重は80~90kgほどだ。しかし体重制限などは行われない。
パッキャオはこのエキシビションマッチの収益を、以前から自身が慈善活動として行っていた、フィリピンのホームレスたちの居住と仕事の場である『パックマン村』の更なる拡大のため使うと言う。
一方のYooもまた、収益はウクライナの戦争で荒廃した地域に寄付すると発表している。
パッキャオは会見で「これは人々を助けるためのチャリティーイベントだが、それでも王座戦に向かうかのように準備する。100パーセントの状態であることを確認し、リングに上る」とコメントしている。”本気のパッキャオ”が見られそうだ。
またYooは今後同様のエキシビションで、メイウェザーやローガン・ポール、コナー・マクレガーらに挑戦していきたいと語っている。
今後、韓国でも大物格闘家とインフルエンサーらとの”試合”が盛り上がっていくのかもしれない。
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