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【新日本キック】石井宏樹、復帰2戦目は5R判定勝利!若き無敗対決を制したのは江幡塁

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2011/05/15(日)UP

新日本キックボクシング協会
「BRAVE HEARTS 16」
2011年5月15日(日)東京・後楽園ホール
開場16:45 開始17:00


▲石井(左)が復帰2戦目でジャックサヤームを下す

▼ダブルメインイベント(第12試合)日泰(タイ)国際戦 63.5kg契約 3分5R
○石井宏樹(藤本/元日本ライト級王者、TOUITSU62kg初代王者)
判定3-0 ※50-49、50-47、49-48
●ジャックサヤーム・エックシリコンジム(タイ)

  3月大会ではウティーチャイ・ソー・プィロムトーンに2RKO勝利を収め、復帰戦を勝利で飾っている石井。前回と同じくムエタイ戦士のジャックサヤームと 対戦した。ジャックサヤームはムエタイのメジャースタジアムのランキングには入っていないものの、67戦57勝5敗5分という戦績を残している。

 1R、石井は右ローを蹴って攻撃を組み立てる。前蹴りで距離を取るジャックサヤームに対して、石井は細かくジャブを突いて右ロー、構えをスイッチしてからの左ストレート、ジャックサヤームの蹴りをキャッチして右ローを蹴る。

  2R、ジャブを突いて右ローにつなげる石井。ジャックサヤームは前蹴りで距離を取り、左右のフックを強振して前に出る。石井はジャックサヤームのパンチを しっかりブロックすると強烈な左ボディ! これでジャックサヤームの動きを止めて一気にパンチの連打、そして右ヒジを打ち込む。

 3R、ここも石井はジャブと右ローで攻めていく。ジャックサヤームは石井を首相撲に捉えてヒザ蹴りを入れようとするが、石井はその組み際に左フックや右アッパー、そして再び左ボディ! これがジャックサヤームのボディをえぐる!

 しかしジャックサヤームも石井の左ボディに左ヒジを合わせて、石井が尻餅! これはダウンにならなかったが、石井は眉間をカットし、ドクターチェックが入る。そして再開後、石井が一気に前に出て猛ラッシュ! パンチとヒジ打ちでジャックサヤームを攻め込む。

 4R、左のヒザ蹴りで前に出て行くジャックサヤーム。石井はそこに右ヒジを返して、左フックから細かいパンチの 連打につなげる。それを必死に組み付いてディフェンスするジャックサヤーム。ここからジャックサヤームは徹底的に石井に組み付き、石井はバックブロー、 ジャンプしてのヒジ打ちを狙うがクリーンヒットはない。

  5R、ここもジャックサヤームは徹底して石井に組み続け、石井もそれに首相撲で対応する。しかしジャックサヤームは上体を下げて胴タックルのように組み付 くため、そこから試合の展開が続かない。石井は組み付くジャックサヤームを強引にマットに叩きつけると、倒れたジャックサヤームを蹴ってしまい、レフェ リーに注意を受ける。

 それでもジャックサヤームは組み付き続け、終了間際に石井が右ヒジ、左ボディから攻撃をまとめるが、大きなダ メージはないまま試合終了。判定3-0で勝利した石井だったが「今日は納得いく内容ではありませんでした。これからまた一歩一歩、頂点に向けて頑張るの で、応援よろしくお願いします」とファンに挨拶した。

 試合後、控え室で「今日は体が動かなかったですね。コンディションはいつも通りだったんですけど、自分としてはもうちょっと相手をさばいて戦うイメージでした」と話した石井。

 今回は早い段階で倒すのではなく、5Rフルに使って相手を仕留めるというテーマを持って試合に臨んでいたことを明かし「去年の3月以来、5Rフルに戦った試合がなかったので、今回は5Rたっぷり使おうと思ってました。

  左ボディも効いていて倒せそうな感触もあったのですが、もっと距離感を持って戦えば良かったかなと思います。久しぶりに5Rやってみて、特に衰えは感じま せんでした。ただ試合の組み立ては一番いい時期と比べて、まだ戻っていない部分もあるので、そこを修正したいと思います」と反省点を述べた。

 次戦の7・24後楽園大会では現役ランカーと対戦する予定の石井は「次の相手は簡単に勝たせてくれる選手ではないと思うので、今回の反省点を修正して試合に臨みたいと思います。一日一日を大事にし、成長していかないといけないですね」と語っている。



▲宮本(右から2番目)と喜多村(左から2番目)の5度目の対戦はノーコンテストに

▼ダブルメインイベント(第11試合)ミドル級タイトルマッチ 3分5R
-宮本武勇志(治政館/王者)
ノーコンテスト 3R57秒
-喜多村誠(伊原/同級1位/挑戦者)
※偶然のバッティングによるドクターストップ

 これまで4度の対戦経験がある宮本と喜多村。戦績では挑戦者の喜多村が王者である宮本に1勝3分と勝ち越している。

 1R、右ロー、そして足払いで宮本をマットに転ばせる喜多村。宮本は喜多村の左右のローを受けながらも、そこにジャブを突いて右ストレート。パンチで喜多村の顔をのけぞらせる。

 2R、喜多村が左右のローを蹴りながら前に出て、宮本を首相撲に捉えてヒザ蹴りを入れる。宮本はジャブを突いてから右ストレート、パンチをまとめて喜多村を下がらせる。宮本がパンチで前に出てくるとヒジ打ちを狙う喜多村。

 ここで喜多村が首相撲の展開に持ち込むと、宮本の左目尻がざっくりと切れる。喜多村はヒジ打ちをアピールし、宮本はバッティングをアピールするが、レフェリーは偶然のバッティングと判断。ドクターチェックの後、試合が再開となる。

 3R、左ミドルと右ローを蹴る喜多村。宮本は左のヒザ蹴り、ワンツーから左フックを返す。そして喜多村が首相撲 に持ち込むと、宮本の左目尻から一気に血が噴き出す。ここでドクターチェックが入ると、ドクターが試合をストップ。レフェリーは偶然のバッティングによる ドクターストップのため、3R57秒の時点での判定決着とした。

  しかしここで伊原道場サイドから、バッティングではなくヒジ打ちによるカットだという主張が入り、審判団がそれを協議。長時間による協議の結果、ノーコン テスト裁定が下され、新日本キックボクシング協会の伊原信一代表がリングに上がり「恨みを残さないように次回、必ず再戦させます」とマイクアピールし、宮 本と喜多村の6度目の対戦を約束した。



▲緑川(右)が延長でサンムックに判定勝利

▼セミファイナル(第10試合)日泰(タイ)国際戦 69kg契約 特別ルール 3分3R延長1R
○緑川 創(藤本/日本ウェルター級王者)
延長判定3-0 ※3者とも10-9
●サンムック・サシプラパー(タイ)

 昨年12月のソーンラム・ソー.ウドムソン戦以来、約5カ月ぶりにタイ人と対戦する緑川。対戦相手のサンムックは61戦47勝(9KO)11敗3分という戦績を残している。

 1R、ジャブを突いてから右ストレート、右ローを蹴って前に出て行く緑川。サンムックは下がりながら距離を取り、右ミドルを蹴っていく。緑川は右ボディストレート、左ボディ、そこから顔面への左フックにつなげる。

 2R、緑川はパンチと右ローのコンビネーション。サンムックは左のヒザ蹴りから前に出て右ヒジ! このヒザ蹴りで緑川にプレッシャーをかける。しかし緑川もそのヒザ蹴りに左フックを返し、さらに右ローを蹴る。

  3R、サンムックの右ミドルをキャッチして右ストレートを連打する緑川。サンムックは緑川に組み付いて崩してからヒザ蹴りを入れる。距離を取りながらミド ルを蹴り、距離が詰まると首相撲に捉えるサンムック。緑川は右ローを蹴って、右ストレートと左フックを打つ。3Rまでの判定は三者三様のドローとなり、延 長戦へ。

 延長R、ヒザ蹴りと首相撲で攻めるサンムック。緑川はサンムックの首相撲に捕まるものの、組み際に右フックや左 ボディを当てていく。緑川がパンチを当ててサンムックが組むという展開が続く中、緑川の左右のアッパーやフックが徐々に当たり、緑川が一気に攻撃をまとめ る! この緑川の攻撃がポイントとなり、延長判定はジャッジ三者とも10-9で緑川の勝利となった。

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