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【UFC】サンピエールが統一戦に勝利!7度目の防衛に成功

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2012/11/17(土)UP

 

Zuffa
「UFC154 St-Pierre vs Condit」
2012年11月17日(土・現地時間)カナダ・モントリオール

<主な試合結果>

▼UFC世界ウェルター級王座統一戦 5分5R
○ジョルジュ・サンピエール(カナダ/正規王者)
判定3‐0 ※49-46、50-45、50-45
●カーロス・コンディット(アメリカ/暫定王者)
※サンピエールが7度目の防衛に成功

 王者サンピエールが欠場中に暫定王者となったコンディット。今大会で両者による王座統一戦が実現した。

 1R、じりじりと圧力をかけていくサンピエール。ジャブを伸ばすと、コンディットは右のヒザ蹴りを狙う。コンディトは前蹴りと左ミドル。サンピエールがインローを蹴ると、コンディットはワンツー、前蹴りで距離を取る。サンピエールはジャブを突いてタックルに入り、コンディットをテイクダウンする。サンピエールはトップポジションをキープし、パスガードを狙いながら細かくパンチとヒジ打ちを落とす。コンディットも下からサンピエールの体を蹴って立ち上がる。ここでラウンド終了となるが、サンピエールのヒジ打ちでコンディットは右のこめかみをカットし、顔面を鮮血で真っ赤に染める。

 2R、鋭いジャブを伸ばすサンピエール。コンディットの攻撃はバックステップでかわす。コンディットは左の前蹴り、サンピエールは右フックで飛び込む。コンディットがサウスポーに構えると、サンピエールは右ハイキック、前後のステップからジャブを突き刺す。コンディットもそこに打ち下ろすような右ストレート、ヒザ蹴りと左ボディを狙う。そしてコンディットの右ローをキャッチしてサンピエールがテイクダウン。ハーフガードで抑え込み、パンチとヒジ打ちを落とす。コンディットは下から足関節を狙うが、みるみるうちに傷口から血が吹き出し、顔と体の右半分が真っ赤になる。残り10秒、立ち上がるコンディット。左フックや二段蹴りで前に出るが、サンピエールはそれをかわす。

 3R、サンピエールがジャブとインロー。しかしコンディットが左フックから右ストレート、そして体を沈めたような態勢から左ハイキック! これでサンピエールが尻餅をつく! 一気にパンチを落とすコンディット。サンピエールも必死に体を起こそうとするが、コンディットがそこにヒジ打ちを落とす。サンピエールはコンディットの体を蹴って後転するように立ち上がると、コンディットを下がらせて右ストレート。金網に押し込んで両足タックルでテイクダウンを奪う。コンディットの頭を金網に押し付けてパンチとヒジ打ちを落とすサンピエール。コンディットも金網に体をあずけて立ち上がるが、サンピエールはタックルで押し込み、コンディットのアームロックを潰してトップをキープする。

 4R、サウスポーに構えるコンディットは左ハイキック、左ストレートから左ハイキック。しかしサンピエールは金網にコンディットをタックルで押し込んでテイクダウンする。サンピエールはしっかりとコンディットを寝かせて、パスガードを狙いながらパンチとヒジ打ち。コンディットはラバーガードから腕十字、足関節、三角絞めを狙うが、サンピエールはそれを外してパンチを落とす。残り1分、上のポジションを取り返したコンディットだったが、サンピエールはすぐにタックルでコンディットを寝かせる。

 5R、じりじりとプレッシャーをかけるサンピエール。ジャンプしてのジャブから右ロー。コンディットもロー、バックキックを繰り出す。コンディットの右にタックルを合せるサンピエール。コンディットはレスリングのスイッチでポジションを返そうとするが、サンピエールはそのままタックルで押し込む。足を抜いたコンディットは左右のストレート、左ハイキック。サンピエールはジャブを当てて、コンディットの攻撃をバックステップでかわす。さらにサンピエールはジャブ2発から、右ストレート。両足タックルでコンディットをテイクダウンし、コンディットの顔面にパンチとヒジ打ちを落とす。

 3Rにコンディットの左ハイキックであわやの場面があったものの、それ以外ではサンピエールがコンディットを圧倒。ジャッジ2名が50-45をつけ、統一戦に勝利した。

▼ウェルター級 5分3R
○ジョニー・ヘンドリックス(アメリカ)
KO 1R46秒 ※左ストレート
●マーティン・カンプマン(デンマーク)

 1R、カンプマンが右ミドル、サウスポーのヘンドリックスは左フックで前に出る。お互いに距離を探る展開から、ヘンドリックスが右フックから飛び込むような左ストレート! この一発でカンプマンが後方に吹っ飛び、ヘンドリックスが追撃のパンチを落としたところで、レフェリーが試合をストップ。衝撃的な秒殺KO勝利を収めたヘンドリックスはタイトル挑戦をアピールするジェスチャーを見せた。

▼ミドル級 5分3R
○フランシス・カーモット(フランス)
判定2‐1 ※29-28、28-29、29-28
●トム・ローラー(アメリカ)

 1R、サウスポーのローラーが左のパンチから組み付く。そのままカーモットを金網まで押し込んでテイクダウンを狙う。ブレイク後、カーモットが右の前蹴りを連発。ローラーがそこに合わせてタックルに入ると、カーモットはアームロックを狙う。距離が離れると、カーモットが左手を伸ばしながら右ストレートと右ミドル。残り1分を切ったところでカーモットがタックルに入ると、ローラーはフロントチョークを仕掛ける。

 2R、カーモットが距離を取りながら右ストレートとインロー。ローラーのタックルを切って、首相撲からヒザ蹴り、ヒジ打ちを入れる。ジャブと前蹴りで距離を取るカーモット。残り2分のところでローラーがテイクダウンに成功。カーモットはローラーの体を蹴り離し、金網を背にして立ち上がる。ローラーはそこにヒザ蹴りを入れて、両足タックルで押し込み、再びテイクダウンする。カーモットの三角絞めを担いでパスすると、ローラーの動きに合わせて、1Rと同じようにフロントチョークを狙った。

 3R、距離を取りながら打撃を狙うカーモット。ローラーはタックルで金網に押し込むがブレイクとなる。ローラーのタックルを切ってヒザ蹴りと右ストレートのカーモット。ローラーがタックルで押し込む。ここから大きな展開もなく、試合はスタンドに戻り、お互いに離れた間合いから細かく打撃を出す展開が続く。最後はローラーがテイクダウンにトライしたところで試合終了となった。判定はスプリットでカーモットが勝利した。

▼ライト級 5分3R
○ハファエル・ドスアンジョス(ブラジル)
判定3‐0 ※三者とも30-27
●マーク・ボチェック(カナダ)

 1R、サウスポーのドスアンジョスに対して、組み付いてテイクダウンを狙うボチェック。ドスアンジョスは首相撲からヒザ蹴りを突き上げる。距離が離れると、右ミドルを蹴るドスアンジョス。ボチェックがテイクダウンを狙うと、ここもドスアンジョスは首相撲とヒザ蹴りを駆使してディフェンスする。残り1分、ボチェックがドスアンジョスのローにタックルを合わせて金網まで押し込む。ドスアンジョスは金網に体を預けてディフェンスし、態勢を入れ替えて左ミドルと左ストレート。金網に押し込んで左ヒジ打ちを出す。

 2R、ボチェックのインローがローブローとなり、一時試合が中断される。再開後、ボチェックがタックルに入ると、ドスアンジョスは態勢を入れ替えるようにして左ストレート。金網を背負ったボチェックにタックルを決め、テイクダウンを狙う。ボチェックはアームロックを仕掛けて立ち上がるが、それを潰したドスアンジョスが逆にアームロックを仕掛ける。そこから腕十字に切り替えるドスアンジョスだったが、ボチェックもタックルに切り返す。ドスアンジョスはそれを切って、逆にボチェックを金網に押し込んでタックル。細かくパンチを落として距離を取る。試合がスタンドに戻ると、ドスアンジョスが細かいパンチから両足タックル。ボチェックを寝かせて後ろについて鉄槌を落とす。ドスアンジョスはボチェックをテイクダウンとバックコントロールで圧倒する。残り20秒、ボチェックが金網を使って立ち上がると、ドスアンジョスはそこにヒジ打ちを入れる。

 3R、ボチェックのテイクダウンをディフェンスし、首相撲からヒジ・ヒザを入れるドスアンジョス。逆にボチェックを金網にタックルで押し込んで豪快にテイクダウン、細かくパンチを入れる。ボチェックもアームロックを狙いながら立ち上がるが、ドスアンジョスはパンチとヒザ蹴り。ボチェックのタックルにもテイクダウンを許さず、逆にヒザ蹴りを入れる。ブレイク後、ドスアンジョスは顔面前蹴り、縦ヒジ、足へのバックスピンキック。最後は足を使いながらボチェックの攻撃をさばく余裕も見せて試合終了。

▼フェザー級 5分3R
○パブロ・ガーザ(アメリカ)
判定3‐0 ※29-27、30‐26、29-28
●マーク・ホーミニック(カナダ)

 1R、プレッシャーをかけて前に出るホーミニック。ガーザはそこに右ストレート、首相撲からのヒザ蹴りを狙う。下がりながらもパンチとローのコンビネーションを見せるガーザ。しかしホーミニックがジャブから右ストレート。ガーザが組み付くと、ホーミニックは投げてテイクダウン。ガーザの腕十字を持ち上げて外すと、インサイドガードからボディと顔面にパンチを落とす。ガーザが立ち上がるとホーミニックは右ロー、そして強烈な左ボディ! これでガーザがダウン! ホーミニックは一気にパンチを落とし、亀になったガーザのボディにヒザ蹴りを突き刺す。何とか立ち上がったガーザは右フック。これでホーミニックの左目付近が切れて流血する。

 2R、ジャブを突いて前に出るホーミニック。ガーザはタックルでテイクダウンを奪い、回転して立ち上がろうとするホーミニックを寝かせる。ガードポジションから足をすくってスイープ・サブミッションを狙うホーミニック。ガーザはそれを潰して顔面にパンチとヒジ打ちを落とす。ほとんどの時間をガーザがトップポジションから殴る展開で終わった。

 3R、ガーザが下がりながらミドルを蹴り、タイミングを測ってタックルでテイクダウンする。ここからは2Rと同じようにガーザがホーミニックのガードポジションからの仕掛けを潰してパンチとヒジ打ちを落とす展開のまま試合終了。ガーザが判定勝ち。

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