2025/01/16（木）UP
（最終更新：2025/01/16 15:33）

UFC3戦目に挑む中村倫也

　日本時間1月19日（日）米・ロサンゼルスで開催される『UFC 311 : Makhachev vs Tsarukyan』にてムイン・ガフロフ（タジキスタン）と対戦する中村倫也（アメリカン・トップチーム）の試合前インタビューが、同大会をライブ配信するU-NEXTから届いた。

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　中村は戦績9勝（5KO・1一本）無敗のファイター。UFC2戦目となった昨年2月の試合ではカルロス・ヴェラにフルマーク判定勝利を収めたが、試合中にパンチを放った際に右手を骨折したことを告白した。今回は約1年ぶりの復帰戦に臨む。
　対戦相手のガフロフはサンボをバックボーンとするファイター。UFCでは2連敗から前戦で初勝利を手にしたものの2013年のプロデビュー以来、10KO・7一本とフィニッシュ率が高い難敵だ。

　現在の心境について、中村は「ファイトウィークになったら、どうパフォーマンスを出そうかなっていうことに常に集中している状態なので、試合間が空いたことについては特に考えていません。準備の段階でそこに対する不安もありましたけど、今回メンタルコーチングの方にもセコンドについてもらって、そこはバッチリ心配ないように当日出せるように持っていって、チームとして行くので不安は一切抱えていないです」と新たなセコンドを迎え入れ、心身共に万全な状態で臨むと話した。

　今回の試合は中村が出稽古を行っていたアメリカン・トップチーム（ATT）の所属になって初めての試合となる。所属した経緯を聞くと「ATTでは（堀口）恭司さんに、自分がMMAをやっている中で甘い部分だったり、このシチュエーションでの考え方はこうだとか、体を動かしながら指摘をしてもらっていて、すごく腑に落ちるところが多くて。そういう感じで近くで同じ現役として（堀口選手が）背中を見せてくれる姿が『すごくいいな』と思って」とRIZINで活躍する堀口に大きな影響を受け、所属することを決めたという。

　対戦相手のガフロフの印象について中村は「フィジカルが強くて組みの力もあるし、思い切り振ってくるし、フィニッシュ率も高く危ない相手っていうことをちゃんと認識しています。自分が一個レベルアップした格闘技っていうのを作って、そういう相手を制すのは今後登っていく上で絶対に必要だし、そういう意味ではいいテストになる相手だと思ったので、いい感じで作り上げてきたんでそれを披露するのが楽しみです」と強敵ながらも、上を目指すために必要な相手だと考えているようだ。

　どんな試合を見せたいかを聞かれると「特に今年はしっかり試合数もこなし、3つぐらい取ってランキング入りにしたいと思ってますので、つながるパフォーマンスを出したいなとは思ってますね。この一年、深く屈んだ分、しっかり地に足をつけて作ってきた格闘技を披露するのが楽しみです」とランキング入りが今年の目標だと話した。

　UFC3戦目となる中村だが、勝利し、ランキングが視野に入る試合となるのか。注目の一戦だ。

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