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【DEEP】柔道アフリカ王者を中倉三四郎が破って優勝

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2013/01/26(土)UP

▲中倉(右)が1Rと2Rに腕十字を極めかけて、ダリを破った

DEEP事務局
「フューチャーキングトーナメント2012」
2013年1月26日 (土)東京・新木場1stRING

▼ウェルター級(77.1kg以下)決勝戦 5分2R
○中倉三四郎(フリー)
判定2-1
●ロクク・ダリ(ハニートラップ)
※中倉が優勝。

 中倉は2011年の柔術全日本選手権紫帯優勝を始め数々の寝技系大会で優秀な成績を収め、寝技世界一決定戦の『ADCCサブミッションレスリング世界選手権』に日本代表として出場した経験を持つ。

 対するダリはコンゴ共和国出身で幼い頃から柔道を習い、アフリカ・ジュニア王者になったほか、コンゴ代表にも選ばれたことがあるという。2011年3月からMMA(総合格闘技)を始め、同年9月の第1回全日本パンクラスゲートオープントーナメントで優勝。2012年10月19日の『DEEP 60 IMPACT』に参戦して2009年フューチャーキングトーナメント準優勝の大原樹里と対戦したが、減量の失敗もあって判定負けを喫した。

 1R、ダリが左右フックとアッパーで攻めると、その迫力に場内がどよめく。なぎ倒すようなパワーのパンチに中倉は苦戦を強いられるが、相手を引き込むようにして寝技に持ち込むと腕十字!

 千載一遇のチャンスを逃してなるものかと中倉は腕を極めにいく。しかし、ダリは暴れて腕を引き抜き、ピンチから脱出した。立ち上がるとダリがヒザ蹴り、左右フックで反撃するが、手数が少ない。

 2R、中倉はダリのパンチを恐れずに前へ出て組み付いていく。逆にダリがバックを奪って寝技に持ち込む場面もあったが、それ以外は中倉が前に出続けてダリをタックルで倒し、寝技に持ち込む。

 上のポジションをキープしていた中倉は、ラスト30秒のところで再び腕十字! ダリが起き上がって防いだため極まらなかったが、アグレッシブに極めにいった中倉が判定で勝利を奪った。

 佐伯繁DEEP代表はこの試合を大会ベストバウトにあげ、中倉のことを「ひるまずに前へ出て最後は関節技を取ろうとした。あの姿勢はウチの試合で活きるのでは」と、DEEPでの今後の活躍に期待が持てると語った。


 

▲関西からエントリーした山崎(背後の人物)が一本勝ちで優勝

▼ライト級(70.3kg以下)決勝戦 5分2R
○山崎悠輝(ゼロ戦クラブ)
一本 1R3分28秒 ※腕十字固め
●岸野紘樹(R-BLOOD)
※山崎が優勝。

 出場者の約1/3が関東圏以外からのエントリーとなった今大会。しかし、決勝に生き残ったのは関西から出場した山崎のみとなった。

 1R、岸野から組んでいくが、山崎が逆に倒してバックを奪う。山崎はしばらくバックをキープした後、脇をくぐって反転し、上になろうとした岸野に腕十字! これが見事に極まり、山崎が一本勝ちでライト級を制した。

▲石橋(手前)がタックルで島村(向かい側)の打撃を封じた

▼フェザー級(65.8kg以下)
○石橋幸太(DOBUITA)
判定3-0
●島村直希(PUREBRED大宮)
※石橋が優勝。

 最多の11名が出場したこの階級。石橋は2007年のフューチャーキング関東地区予選で準優勝(決勝は負傷による棄権)、2009年には戦極(SRC)出場に抜擢されたこともある選手。島村はアマチュア修斗の大会で経験を積んできたパワーファイターだ。

 1R、荒々しいパンチで攻める島村を、石橋がタックルでテイクダウン。上のポジションをキープし続けるが、ブレイクとなる。石橋は左フックから組んで倒し、上からパンチを落とす。しかし、島村が下から両足を石橋の胴に絡め、両手もロックしたため石橋は身動きがとれず再びブレイクに。その後も石橋がタックルでテイクダウンを奪うが、やはり島村に動きを封じられてしまう。

 2R、パンチからタックルにいった島村だが、石橋が逆に上になる。石橋はボディと顔面にパンチを打ち分けるが、島村がしがみついてブレイク。左右フックで前へ出る島村を石橋がタックルでテイクダウン、これも島村が石橋の動きを封じてブレイクとなってしまう。両者が立ち上がると石橋はすぐにタックルでテイクダウンを奪い、終始優勢だった石橋が判定勝ちで優勝した。


 

▲長南亮の弟子・吉田(左)が接戦を制してバンタム級優勝

▼バンタム級(62kg以下)
○吉田哲之(TRIBE TOKYO MMA)
判定2-1
●五月女健(R-BLOOD)
※吉田が優勝。

 かつてDEEPミドル級王座をめぐって死闘を展開した長南亮と桜井隆多。その両者が吉田(長南)と五月女(桜井)のセコンドに就く。

 1R、吉田がタックルからバックを奪い、五月女の背中に飛び乗ってスリーパーを狙うがこれはブレイク。続く吉田のタックルは五月女が潰して上になる。立ち上がる吉田を五月女がコーナーへ押し込む。五月女はしつこいタックルでテイクダウンを奪うが、吉田は下からのアームロック。

 2Rが始まってすぐにタックルへいく吉田。五月女は立ったままアームロックを仕掛け、回転して吉田を倒すと上からパンチ。吉田はすぐに立ち上がってタックルにいくが、これはブレイクとなる。早乙女がパンチからのタックルにいけば、受け止めた吉田が五月女を持ち上げてマットに叩きつける。最後は吉田が五月女をコーナーへ押し込んでいき、吉田の判定勝ちとなった。


 

▲小田切(左)が2度のテイクダウンを奪って優勝

▼フライ級(58.5kg以下)
○小田切勇(和術慧舟會東京道場)
判定2-1
●土方和樹(パラエストラ千葉)
※小田切が優勝。

 1R、お互いに蹴り合う中、土方がタックル。テイクダウンは奪えずブレイクとなる。再び蹴り合いとなり、土方はパンチからのタックル、これもブレイクに。

 小田切もパンチから組み付いて土方をコーナーへ押し込んだが、ブレイクとなった。同じ展開が続き、残り30秒で小田切がタックルからのテイクダウンに成功。

 2Rもお互いに組み付いてコーナーへ押し込む展開が続く。その中で土方が飛びつき腕十字の奇襲攻撃! しかし、極めることが出来ず小田切が上になる。土方が立ち上がると小田切は右フックをヒットさせ、タックルでコーナーへ押し込んだところで試合終了。小田切がフライ級を制した。

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