【蹴拳】“激闘男”長嶋大樹、敗れるも現役ラジャ王者を追い込む大善戦
蹴拳プロモーション
「蹴拳IX ~Part.2~」
2013年2月17日(日)東京・ディファ有明
▼メインイベント(第12試合) 日タイ交流戦 WPMF日本ルール 58㎏契約 3分5R
○シリモンコン・エイワジム(タイ/ラジャダムナンスタジアム認定フェザー級王者)
判定3-0 ※48-47、48-47、49-47
●長嶋大樹(ONE’S GOAL/WPMF日本フェザー級3位)}
ラジャダムナンスタジアム王者シリモンコン・エイワジム(タイ=シリモンコン・PKステレオが日本で試合をする時はこのリングネームを使用)が3度目の来日。シリモンコンは2011年8月に『ビッグバン』で駿太、2012年12月2日に『RISE/M-1MC ~INFINITY~』で清水雄介(尚武会)とドローと日本で無敗を誇っている。今回は常にアグレッシブな試合を展開する“激闘男”長嶋がノンタイトル戦で挑む。
1R、長嶋がこつこつと右ロー。シリモンコンはゆったりした動きをしながら、ローをカットしていく。シリモンコンの狙いすました右ストレート! これでぶっ飛んだ長嶋にダウンカウントが入る。2R、長嶋は右ローを出していくが、シリモンコンのミドル、前蹴りに突き放される。3R、巻き返しを狙う長嶋はシリモンコンに蹴られても前進。シリモンコンにロープを背負わせると、長嶋は左右フックの連打!
ヒットしシリモンコンの顔が大きく仰け反る。4R以降も長嶋が左右フックで追い込む。シリモンコンは右ミドル、顔面前蹴り。くらっても前に出続ける長嶋。何度か長嶋のパンチがシリモンコンの顔面を捕らえKOの期待も高まり、場内は大いに盛り上がる。シリモンコンは絶妙なタイミングで首相撲を仕掛け長嶋の連打を止める。後半は完全に長嶋ペースだったが、1Rのダウンが大きく響き敗れた。
▼セミファイナル(第11試合) WPMF日本ルール スーパーライト級 3分3R延長1R
○カノンスック・ウィラサクレック(タイ/ウィラサクレック・フェアテックス/元WPMF世界ライト級王者)
判定3-0 ※三者とも30-27
●田中秀和(橋本道場/WPMF日本スーパーライト級王者)
田中は昨年に入って二連敗していたものの、6月に大石駿介を倒しWPMF日本スーパーライト級タイトルを獲得。しかし、同年12月にMAのリングで木村ミノルに敗れてしまい、今回は再起を懸けた一戦となる。
一方、カノンスックはM-1のタイ人エースとして活躍していたが、昨年4戦し勝ち星から遠ざかっていたために、負ければ強制帰国が言い渡されていたことも。破壊力に満ちた打撃は驚異といえるだろう。
1R、ローの蹴り合いの中、カノンスックは左ハイでダウンを奪う。立ち上がる田中に対し、カノンスックは怒涛の攻めを見せる。奥足へのローを効かせ田中を棒立ちにさせる。田中が首相撲を仕掛けると、逆にカノンスックが田中をこかす。
2R、スタミナ切れか、手数の減ったカノンスック。田中はローから首相撲へ。ヒザ蹴りでカノンスックのボディを削っていく。
3R、田中はハイキック、さらに首相撲を仕掛ける。追い上げを見せる田中だったが、判定で敗れた。試合後、ウィラサクレック会長は激闘を評価。3月24日同所で開催されるM-1興行で3分5Rの再戦を行うことを約束した。
▼第10試合 WBKF世界フェザー級王座決定戦 3分5R
○ヨアンナ(ポーランド/WJC世界フェザー級王者)
判定3-0 ※50-47、49-47、49-48
●AZUMA(y-park/NJKF BONITA BOXEOフェザー級王者)
※ヨアンナが王者に
ヨアンナはホースト率いるチームミスターパーフェクトの元所属で2度来日し、佐々木仁子、大石綾乃の実力者を撃破。一方、AZUMAは昨年11月にWPMF世界女子フェザー級タイトルマッチで王者サーオシン・ソーソピットに挑むも惜敗。再び訪れた世界タイトル獲得のチャンスをモノにすることが出来るのか。
序盤からヨアンナはスピードあるワンツーからロー。オランダ特有の対角線に散らすコンビネーションでAZUMAを寄せ付けない。AZUMAが前に出るも、ヨアンナは前蹴りふ、右ミドルで突き放す。AZUMAがパンチで詰めるものの、ヨアンナはクリンチで凌いで攻撃をもらわない。AZUMAは強打を振るうも、ヨアンナに決定打を与えることが出来ない。ヨアンナが判定勝ちでタイトルを獲得した。
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