【ムエタイ】トラン遠征から10日後、福田海斗がラジャダムナンでKO勝利
3月30日(土・現地時間)タイ南部トラン遠征に勝利したばかりの福田海斗(キング・ムエ)が、4月10日(水・現地時間)タイ・ラジャダムナンスタジアムの興行にも出場した。
対戦相手のテッシン(タイ)はシンブリ―県出身の16歳で戦績40戦(うちラジャダムナンでの試合は3戦)。
日本でアマチュア40戦以上、タイで6戦という海斗の戦績と比べれば、テッシンの方が格上選手といえるだろう。賭けレートも試合前から相手側についている。海斗は久々のラジャダムナン出場とあって大差を付けなければ、勝利は難しいだろう。
初回は探り合いのゆっくりペースで終わり、2Rから互いの打撃が激しく交差。海斗はミドルキックを軸に距離を詰めるが、隙をみて積極的に前にパンチで前に出た。フック、アッパーとテッシンの顔面にヒットするものの、効いた様子はない。テッシンは徹底して組んでの首相撲にも持ち込んできた。
海斗のパンチに対し、テッシンはカウンターのヒザ。海斗は次第にヒザ地獄にはまっていくのか。ここで海斗陣営から「しっかり相手の首を取ってヒザを返せ」という指示が出た。2R終了時の賭け率は15-1で相手側に付いている。
3Rに入り、完全に首相撲合戦に移行。激しいヒザ合戦が続いたラウンド中盤に、テッシンは腹が効いたのか、一瞬だが動きが鈍くなった。ここで場内の賭け率も3-1と差が縮まる。体力面では完全に海斗が勝っている事を印象付けたラウンドだった。
4R、海斗はKO勝ちする事を意識してか開始からパンチ・ヒザで総攻撃を仕掛けた。テッシンの攻撃がさらに減り、海斗はここでヒザを見舞うとテッシンはダウン! 再び立ち上がってきたが、さらに海斗のヒザを食らったところで2度目のダウン。ここでレフェリーが試合を止めた。
海斗は先月末のトランでの勝利に続き、ラジャダムナンでも鋭いヒザの連打を見せた。足技の多いムエタイの連戦で試合中の怪我も心配だが、闘えるときは一回でも多くの試合を経験しておいた方が良いだろう。普段は日本にいながら本場のムエタイを闘う事はできないもの、こうした遠征の積み重ねが着々とその成果を見せはじめている。
「スック・ワンギントーン」
2013年4月10日(水・現地時間)ラジャダムナンスタジアム
▼第9試合 105P契約
○カイト・ウォーワンチャイ(=福田海斗/キング・ムエ)
TKO 4R
●デッシン・ソーソーピット(タイ)
取材:早田寛(シンラパムエタイ)
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