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【猪木ボンバイエ】石井慧、初のベルト獲得を妻も祝福

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2013/12/31(火)UP

【インタビュー・動画】勝つための格闘技医学 応急処置編
格闘技専門のスポーツドクターとして「強くなる医学」を研究・実践している二重作拓也先生が、格闘技の試合で起こりえるケガの応急処置法をインタビューと動画でわかりやすく紹介。

▲石井(左)が終始スタンドの打撃で優勢だった

IGF
「INOKI BOM-BA-YE2013」
2013年12月31日(火)東京・両国国技館

▼メインイベント(第9試合) IGFチャンピオンシップ IGF MMAルール 5分3R
○石井 慧(ブラック・ハウス/レインMMA/北京オリンピック柔道100kg超級金メダリスト/挑戦者)
判定3-0 ※29-28、29-27、29-27
●藤田和之(王者)
※石井が第3代王座に就く。

格闘技世界一決定戦 プロレスvs柔道」と銘打たれて行われた日本人ヘビー級頂上決戦。PRIDEでヘビー級のエースとして活躍したベテランの藤田と、北京オリンピック柔道男子100kg超級金メダリストからプロに転向した石井が激突した。

 1R、藤田はサウスポーの石井に対して左へ回り込み、ほとんど手を出さない。石井は左インローキックを中心に、左オーバーハンドフック、左ボディストレート。後半になると藤田は石井の左インローに左フックを合わせて来る。

 2Rも石井は同様の攻めで、石井の右ボディストレートで藤田が顔を歪める場面も。このラウンドは藤田もパンチで前へ出ようとするが、石井の左インローで大きくバランスを崩す。石井がパンチ、インロー、ヒザ蹴りで優勢。

 途中、石井のインローが金的に当たり、藤田が倒れ込んでしまい試合は一時中断。藤田は「ふざけんな、ちゃんとやれ! プロレスをナメんじゃねえぞ、コラッ!」と石井に罵声を浴びせる。

 石井優勢のまま迎えた3R、両者がパンチから組み合う場面はあるが、両者ともテイクダウンは奪えず。

 石井はヒザ蹴りを見舞っていく。石井は藤田をコーナーへ詰めると、パンチ、ボディと顔面へのヒザ、さらにハイキックと一方的に攻め、藤田をコーナーへ釘付けにした。

 判定は3-0で石井。試合の立会人を務めたエメリヤーエンコ・ヒョードルからベルトを巻かれ、今年7月に結婚した歌手の林明日香さんとともに記念撮影に応じた。

 石井は「猪木さんの(団体の)ベルトだから重みが違う。ローは(ジェロム・レ・)バンナ直伝なのでそれが出来て良かったです」と試合を振り返り、「いつ何時、誰の挑戦でもどんなルールでも受けます。今後はIGFを代表してIGFか海外で試合をしたいです」と語った。


▲ミノワマン(左)のパンチをもらって澤田(右)は宇宙遊泳のようにリングをさまよった

▼第7試合 IGF MMAルール 無差別級 5分3R
○ミノワマン
TKO 1R3分47秒 ※レフェリーストップ
●澤田敦士

 ミノワマンが柔道のバックボーンを持つ澤田と対戦。澤田のセコンドには桜井“マッハ”速人、大塚隆史らが就く。

 1R、どっしりと構えるミノワマンは澤田がパンチを出してくるとストレートパンチで迎え撃つ。ミノワマンの右フックがきれいにアゴを捉えると、澤田は足がもつれるが、ミノワマンは深追いしない。

 回復して左右フックで前に出る澤田に、ミノワマンはコーナーを背負うが、しっかりとパンチを返していく。そしてミノワマンの右フックで澤田がダウン。ミノワマンは立ち上がろうとする澤田の顔面へヒザ蹴りを入れ、さらに踏み付け。

 立ち上がるも宇宙遊泳のように足がもつれる澤田へミノワマンは襲い掛かるが、レフェリーが試合をストップ。ところが、このストップを不服とした澤田がマイクを持ってレフェリーとミノワマンに食って掛かり、さらに両軍入り乱れての乱闘に。

 これにはミノワマンも感情的になり、澤田に向かっていく場面も。マイクを持ったミノワマンが「澤田、見苦しいぞ! 勝ったのは俺だ」と叫ぶと、場内からはミノワマンコール。澤田には帰れコールが鳴り響いた。


▲青木が電光石火の三角絞めで一本勝ち

▼第6試合 IGF MMAルール 5分3R
○青木真也(Evolve MMA/ONE FC世界ライト級王者)
一本 1R49秒 ※三角絞め
●TOSHI(マッハ道場/前GLADIATORライト級王者)

 青木が昨年の大みそか以来、1年ぶりに日本で試合を行った。対戦相手は、かつて青木に2勝している桜井“マッハ”速人の弟子であるTOSHI。マッハから青木対策を伝授されたと言っていたが……。

 1R、試合が始まると青木はすぐに組み付く。これはTOSHIのヒザ蹴りが金的に入ってブレイクとなったが、再開後も青木はすぐにタックル。受け止めたTOSHIがテイクダウンしたかに見えたが、青木はすぐに三角絞めの体勢に入り、鮮やかな一本勝ちを収めた。

 青木はマイクを持つと、「ただいま!」と歓声に応え、「真剣勝負のプロレスもいいけれど、俺の中では全部一緒だから。猪木さん、来年もお願いします!」とIGFに継続参戦することをにおわせた。

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