【ベラトール】前王者チャンドラーが盤石の一本勝ち
Bellator MMA
「Bellator 197」
4月13日(金・現地時間)アメリカ・ミズーリ州セント・チャールズ ザ・ファミリー・アリーナ
Photo by Bellator MMA
▼メインイベント ライト級 5分5R
○マイケル・チャンドラー(31=アメリカ/元ベラトール・ライト級王者)
一本 1R 4分00秒 ※肩固め
●ブランドン・ガーツ(33=アメリカ)
今大会のメインイベントには当初、ライト級王者ブレント・プリムス(33=アメリカ)の初防衛戦が予定されていたが、同選手が大会3週間前に負傷欠場。これにより挑戦者に決まっていたチャンドラーは、プリムスに代わって参戦したガーツとワンマッチで対戦することになった。
チャンドラーは昨年6月のニューヨーク大会で、プリムスにTKO負けしてライト級王座を奪われたが、今年1月の再起戦では強豪ゴイチ・ヤマウチに完勝。今大会で王座奪還を果たすことはできなくなったものの、今後のチャンスにつながるかたちで勝利したいところだ。一方、ベラトール戦績7勝5敗のガーツは元王者相手に金星獲得を狙う。
1R、開始直後から前進してプレッシャーをかけてくるチャンドラーに対し、左構えのガーツは一定の距離を保ちつつ、時おり一気に踏み込んで左ストレートを放つ。チャンドラーはこれを大きくステップバックしてかわすと、すぐに間合いを詰めていく。
打撃戦の中で、ガーツの左インローがチャンドラーの下腹部にヒットし試合が中断。チャンドラーのダメージ回復を待って試合再開となるが、すぐ後に今度はガーツがアイポークを受けたため、再度回復のためのインターバルが取られる。ここから試合が再開されると、ガーツが左右フックを中心に手数を増やす。
すると、チャンドラーも左ジャブを返しながら前に出て、ガーツがケージ際まで後退すると右ストレート。直後にガーツの右フックカウンターに合わせて、チャンドラーはタックルからの抱え上げで豪快にテイクダウンを奪ってみせる。
起き上がろうとするガーツをチャンドラーはしっかりと押さえ込み、サイドに移行するとすかさず肩固め。これがかっちりと極まると、ガーツはタップしないまま意識を失い、レフェリーがすぐに試合を止めた。盤石の試合運びでチャンドラーが一本勝ちし、再起戦から2連勝を飾った。
▼セミファイナル フェザー級 5分3R
○A.J.マッキー(23=アメリカ)
判定3-0 ※三者とも30-27
●ジャスティン・ローレンス(27=アメリカ)
2015年4月のプロデビューから10連勝の快進撃を見せるマッキーと、2010年12月のプロデビューから11勝4敗の好戦績を残す元UFC戦士ローレンスの一戦。ローレンスは2016年6月に、元ライト級キング・オブ・パンクラシストのISAOにTKO勝ちを収めたとことでも知られる。
試合は序盤からマッキーが得意の蹴り技でペースを握り、ワンツーにロー、ミドル、サイドキック、掛け蹴り、後ろ回し蹴りなどを織り交ぜる攻めを展開。2Rには足にダメージを負った様子のローレンスに対し、マッキーがローでさらに畳み掛け、終盤には顔面にサイドキックも見舞う。
3Rもマッキーが打撃戦と組みの攻防からローレンスをケージに押し込む展開に持ち込み、盤石の試合運びで試合終了を迎えることに。ローレンスを完封したマッキーがジャッジ全員からの支持を受けての判定勝ちで、デビュー戦から続く連勝記録を「11」に伸ばした。
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