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【ONE】青木真也がTKO圧勝、強烈エルボーでタイ人エースを血祭りに上げる

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2018/07/27(金)UP

21戦無敗のパフルディノフ(右)を相手に、強烈なローで削り続けたフォラヤン(左)

▼ライト級 5分3R
○エドゥアルド・フォラヤン(34=フィリピン/元ONE世界ライト級王者)
判定3-0
●アジズ・パフルディノフ(29=ロシア)

 フォラヤンは2016年11月に青木真也からTKO勝ちを収め、ONE世界ライト級王座を奪取。同王座は昨年11月に迎えた2度目の防衛戦でマーチン・ヌグエンに敗れて失ったが、今年5月の再起戦では勝利を飾っている。

 対するパフルディノフは20勝1分と無敗の戦績を誇り、昨年11月の『PANCRASE 291』では当時パンクラス・ライト級4位の冨樫健一郎に判定勝ちを収めている。今大会がONEデビュー戦だ。

 1R、間合いの探り合いの中で積極的に左右ローを蹴るフォラヤン。これが早くも効いたか、パフルディノフは被弾するたびに体が傾く。残り2分のところで、パフルディノフは左足に力が入らなくなり体勢を崩すが、それでも懸命のタックルでテイクダウンを奪う。

 2R、パフルディノフはフォラヤンの左右ローを受けるたびに体が横へ流れてしまうが、しぶとくタックルを仕掛ける。しかし、フォラヤンはこれを落ち着いてカットしながら左右ローを蹴り続け、パフルディノフが自らのパンチでバランスを崩してしまうほど足にダメージを負わせた。

 3R、開始と同時にパフルディノフがタックルでテイクダウンを奪うが、フォラヤンはすぐに立ち上がって左右ロー攻めを再開。それでも諦めずに魂のタックルを仕掛けるパフルディノフは、残り1分半のところで再びテイクダウンに成功。フォラヤンもここで攻めを許さず、最後は立ち上がって試合終了を迎えた。

 パフルディノフの脅威的な粘りを前に試合をフィニッシュさせることはできなかったが、左右ローで着実にダメージを与え続けたフォラヤンが判定3-0で勝利。パフルディノフは22戦目にしてキャリア初黒星を味わうこととなった。


ヒザ蹴りを強打するチャムアトーン(右)

▼ONE Super Series ムエタイルール 68.0キロ契約 3分3R
○チャムアトーン・ファイタームエタイ(29=タイ/ラジャダムナンスタジアム認定スーパーライト級王者)
判定3-0
●ブラウン・ピーナス(25=オランダ)

 ONEは今年4月からMMAに加えて、ムエタイとキックボクシングを中心とした立ち技のシリーズ戦「ONE Super Series」をスタート。今大会では同シリーズの試合が3試合組まれ、このチャムアトーンvsピーナスの一戦はプレリムで行われた。

 チャムアトーンはムエタイの二大殿堂であるルンピニーとラジャダムナンの両スタジアムで王座に就いた超一流選手(ラジャの王座は現在も保持)。今大会ではオランダのムエタイ実力者ピーナスを相手に、ONEデビュー戦を迎えた。

 1R、右ローの蹴り合いでスタートするが、早々に距離感を掴んだチャムアトーンがヒットを重ねていく。ピーナスは強引に間合いを詰めてパンチの連打を振るうが、チャムアトーンに左フックのカウンターや右ハイを強打されてしまう。

 2R、チャムアトーンが序盤からピーナスを何度も首相撲に捕らえ、ヒザ蹴りとエルボーを連打。削られ続けたピーナスはヒザをマットに着けしまう場面も。

 3R、なおもチャムアトーンが優勢に試合を進め、左ジャブから右エルボー、左右ハイ、追いかけながらのヒザ蹴りなどをヒットさせ、判定3-0で危なげなく勝利を飾った。

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