【UFC】モレノが元RIZIN戦士カラフランスを三日月蹴りでTKO!暫定王座獲得で、フィゲイレードと4度目の決戦へ
WME-IMG
『UFC 277』
2022年7月31日(日本時間)米国ネバダ州ラスベガス
▼フライ級暫定王座決定戦
〇ブランドン・モレノ(メキシコ)
TKO 3R4分34秒 ※三ケ月蹴り→パウンド
●カイ・カラ・フランス(ニュージーランド)
※モレノが暫定王者に
元フライ級王者のモレノは柔術をベースに19勝のうち11の一本勝利を持つが打撃でもKOできる力を持つオールラウンドファイター。21年6月に現王者のデイヴソン・フィゲイレードに一本勝ちでベルトを獲得したが今年1月のリマッチで敗れ陥落。半年を経て、再びベルト獲得のチャンスが巡って来た。
RIZINにも出場経験のあるカラ・フランスは、アグレッシブなスタイルが特徴のファイターで23勝のうち12KOと軽量級ながら倒せる打撃を持つ。
これまでパンクラス出場経験もあるホジェリオ・ボントリン、さらに元UFCバンタム級王者のコディ・ガーブランドをKOし、14戦全勝とキャリア無敗だったアスカー・アスカロフに初黒星をつけるなど3連勝でタイトルマッチへとたどり着いた。
正規王者のフィゲイレードが指の負傷によって防衛戦ができないため行われる暫定王者決定戦。両者は19年12月に対戦し、モレノが判定勝利している。
1R、ローのカラフランスに対しジャブを突くモレノ。モレノがタックルを仕掛けるも、カラフランスはテイクダウンを許さない。
2R、左右に体を揺らし、リラックスした構えから長いジャブはモレノ。カラフランスのワンツーをモレノは既に見切ったか、余裕を持ってかわす。ワンツー、ボディとモレノのパンチが当たり始める。
3R、モレノのミドルを掴んでカラフランスがテイクダウン。モレノは下から腕十字を仕掛け、これが外れるとクローズドガードを組む。カラフランスはパウンドを打つがすぐ離れ、再びスタンドへ。モレノは顔面から出血が見られる。モレノのジャブ、ローが当たるがカラフランスのワンツー、ローもヒットし、互いに打撃が当たる。するとモレノは左フックから左の三ケ月蹴り!
これが完璧に入り、カラフランスは腹部を押さえて倒れ込む。モレノがパウンドをまとめるとレフリーがストップし、元王者の実力を見せてモレノが暫定王座のベルトを手に入れた。
試合後のインタビューでモレノは、フィニッシュにつながったキックについて「このキックをずっとトレーニングキャンプで練習してきた。それが最後の一撃になったんだ」と狙っていた一撃だと明かした。
そして次戦について聞かれると「フィゲイレード、どこにいるんだ?」と1勝1敗1分けの現王者フィゲイレードを呼び、会場に来ていたフィゲイレードがオクタゴンに上がる。
モレノは「この試合に向けてファイトウィークが始まって、ずっとフィゲイレードと戦いたいという思い、憎しみや色んな感情を抱えていた。でも自分のネガティブな感情をぶつけるような男にはなりたくないんだ。娘のため、家族のために素晴らしいお手本になりたい」と語ると目の前まで来たフィゲイレードへ「君のことは嫌いじゃない、12月に君と試合がしたい。よければ戦ってくれないか」と語りかけた。
フィゲイレードはサングラスを外すとモレノの肩を抱き、「ここにいる男。彼こそが今日のチャンピオンであり勝者だ。彼をリスペクトしているしみんなもリスペクトしてほしい」と語り「この試合をブラジルでやりたい」と再戦を受ける発言。モレノは「どこでも構わないよ」と言い4度目の決戦が動き出した。
▶︎次ページは【動画】モレノの戦慄の三日月蹴り!カラフランスが悶絶ダウン
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