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【ベラトール】ゲガール・ムサシがUFCから電撃移籍

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2017/07/11(火)UP

2015年9月のUFC JAPANで来日したゲガール・ムサシ

 7月10日(月・現地時間)アメリカでUFCにつぐ第二の規模を誇る総合格闘技団体「Bellator MMA」(以下、ベラトール)が、リリースを通じて新たな大物選手の獲得を発表。UFCのミドル級ランカーとして活躍していたゲガール・ムサシ(31=オランダ)と複数試合の契約を結んだことを明らかにした。

 ムサシはかつてPRIDEやDREAMといった日本のリングで活躍。DREAMでは2008年9月にミドル級、2010年9月にライトヘビー級の2階級を制覇した。また、DREAMと提携関係にあったアメリカのStrikeforce(ストライクフォース)にもたびたび参戦し、2009年8月にはライトヘビー級王座を獲得。2013年に同団体がUFCに統合されると、同年4月からUFCを舞台に今日まで活躍してきた。

2008年大みそかの「Dynamite!!」で、K-1ファイターの武蔵(左)をK-1ルールで1RKOに葬ったムサシ(右)

「ベラトールで戦えるのを楽しみにしている。(代表の)スコット・コーカーとは旧知の仲だ。準備しておいてくれよ、俺はミドル級のベルトを獲りに行く」と、さっそく意気込みを語ったムサシ。

 今年4月の『UFC 210』で元UFCミドル級王者クリス・ワイドマンにTKO勝ちを収めて、5連勝をマーク。最新のUFCランキングではミドル級5位にまで上り詰めており、王座挑戦にも着々と近づいているかに見えた。 

 しかし、この一戦を最後にムサシはUFCとの契約を満了。現地メディアの取材に対して、UFCから再契約のオファーが届いたものの条件が良くないと明かしていた。また、6週間の独占交渉期間で合意に達することができない場合は、他団体との交渉に入ることも示唆していたという。

ベラトールのスコット・コーカー代表(左)

 そうした中でムサシが新天地に選んだのはベラトール。昨年2月にベンソン・ヘンダーソン、8月にローリー・マクドナルド、今年3月にライアン・ベイダー、4月にヴァレリー・レターノー、5月にロイ・ネルソンと、UFCのトップファイターたちとの契約が相次いでおり、ムサシもこの流れに続いたかたちだ。

 何より、ベラトールのスコット・コーカー代表は2009年から2013年までのアメリカでStrikeforceを率いていたこともあり、ムサシにとっては一度共に仕事をした「旧知の仲」ということも、ベラトール移籍を後押ししたのかもしれない。

 コーカー代表は「成長著しいベラトールファミリーにゲガールを迎え入れることができてワクワクしている。彼はMMAの世界で最も素晴らしい才能を持つファイターの一人で、複数の階級で戦うこともできる。それゆえ、この団体とファンにとって、新たな魅力あふれるマッチメイキングの可能性を切り開いてくれるだろう」と、ムサシに大きな期待を寄せている。

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