【Krush】王者ピケオーが豪語、山内戦は「試合というよりもスパーリング」
1月27日(土)東京・後楽園ホールにて開催される『Krush.84』のメインイベントで、Krush-70kgタイトル3度目の防衛戦に臨む王者ジョーダン・ピケオー(オランダ)が25日(木)都内にて公開練習を行った。
「10月くらいに右拳をスパーリング中に骨折してしまった。しばらく使えなかったが、今年に入ってから使えるようになったので27日の試合には問題ない」と、深刻な怪我があったことをいきなり明かしたピケオーだが、2分間のミット打ちでは右フックも繰り出して“問題なし”を証明。「左手だけで練習していたから、それが自分の秘密兵器かもしれないよ」と、本気とも冗談ともとれるコメントでニヤリとした。
挑戦者・山内佑太郎(HALEO TOP TEAM)については「1試合だけ映像を見た。10年くらい前のIt’s Showtimeでの試合だ(2010年2月のドラゴ戦)。その試合は山内が負けていたが、俺は勝ったと思ったよ。まあ、10年前の試合なので今はどうなっているか分からないけれどね」と、最近の試合は見ていないという。
その理由を聞くと「相手は39歳(試合2日前に40歳になる)だと聞いたので、これは試合というよりもスパーリングのようなものだよ。山内がこの年でも試合をしているのは不思議だ。リタイアしてもおかしくない年齢じゃないか。2日前が彼の誕生日だと聞いたので、試合で最高のプレゼントを渡してこれが彼にとって最後の試合にしてあげようと思う」と豪語。
さらには「山内はキックボクシングのキャリアが長いから、どういう試合になるかは分からないが。自分は必ず彼をKOする気持ちで向かっていく。ひとつだけ言えることは、彼が俺に勝つことはありえないということだ」と、自分が負けることはあり得ないと言い放った。
そして「俺は今回の試合に限らずどんな試合でもKOを狙う。一人だけ倒せなかったのは廣野(祐=2017年1月の2度目の防衛戦で対戦)だけだ。あいつはタフだった。いずれにしても、ファンのみんなが求めているのと同じように俺もKOを求めている」と、KOで決着をつけるつもりだと話した。
また「2018年はもっと日本で試合がしたい。少なくとも3回はしたいね。Krushのベルトを守るのは当然で、K-1にも上がってK-1のタイトルも獲りたい」と今年の目標を掲げた。
3月21日(日)さいたまスーパーアリーナ・メインアリーナにて開催される『K-1 WORLD GP 2018 JAPAN~K’FESTA.1~』では、ピケオーが狙うK-1 WORLD GPスーパー・ウェルター級(-70kg)タイトルを王者チンギス・アラゾフ(Gridin gym)と挑戦者・日菜太(クロスポイント吉祥寺)が争う。
両者と対戦経験のあるピケオーは「日菜太が俺とやった時のように動き続ける試合をすれば勝機は見える。日菜太が蹴りを出した後にすぐ動き、その場にいなければチンギスの攻撃はもらわないだろう。また、チンギスはコーナーへ詰めてくるから、動き回ればコーナーに詰まる可能性は少なくなる」と、条件付きで日菜太の勝利を予想。
さらには「チャンスをくれるならウェルター級(-67.5kg)に落として王者の久保優太に挑戦したい。俺はスーパー・ウェルター級でもウェルター級でもどっちでもいい」と、2階級で王座を狙って行きたいと語った。
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