【KNOCK OUT】不可思は納得いかず、マサ佐藤は下馬評覆したことに満足
2月12日(月・祝)東京・大田区総合体育館にて開催された『KNOCK OUT FIRST IMPACT』の一夜明け会見が、13日(火)都内にて行われた。
RISEスーパーライト級王者・不可思(26=クロスポイント吉祥寺/REBELS)は、第6試合の「KING OF KNOCK OUT初代スーパーライト級王座決定トーナメント」1回戦でWBCムエタイ日本ウェルター級王者・健太(30=E.S.G)との大接戦を制して準決勝へ進出した。
ヒジ打ちで右目上と下をカットされ、合計10針縫ったという傷が激闘を物語る不可思。
「昨日の試合は健太選手がどういう風に戦ってくるか予想していた通りでしたが、段々とそれに引き込まれて相手の間合いで戦ってしまっていた。結果は判定で勝ちだったが、お客さんを納得させられるような試合が出来なかったので、とても悔しい思いをした」と、勝っても納得がいかない表情。
「試合映像はちょっとだけ見ましたが、今はテンションが下がっているので、もっとクリーンな感じで見られるように明日にでも見ようと思っています。僕は試合が終わった時に、勝ったとは思わなかった。延長かなという感覚だったので、2-0で僕の勝ちになっても、お客さんも納得できないだろうなと思いました。ローと手数あたりをジャッジは取ってくれたのかなと思いますが、僕はポイントを取れたとは思っていないので(勝因は)分からないですね」と、かなり不満の残る結果に。
そのため「納得がいく勝ちではないが生き残ることが出来たので、準決勝は誰とやっても1回戦で戦った健太選手の気持ちも背負って、今回納得していないお客さんを納得させるためにも残りの試合でひっくり返そうという気持ちですね。僕には天心選手みたいな凄いテクニックは無いので、命を削ってでも勝ちに行くところを見せたいです」と、健太の分も戦って挽回していきたいとした。
第5試合で同じく1回戦をREBELS65kg級王者・水落洋祐(33=はまっこムエタイジム)と戦い、ヒジでカットして番狂わせのTKO勝ちを飾った英雄伝説アジア64kg級王者・マサ佐藤(30=名護ムエタイスクール)は、「今回が初出場でKNOCK OUTの看板選手である水落選手との1回戦。戦前の予想では水落選手KO勝ちがほとんでしたが、下馬評を覆して勝てたのでいい皮切りになったと思います。ダメージはほぼなくて、自分で攻撃したのが痛いだけです。水落選手のパンチは重かったし、速かったので見ている人は不安だったと思いますが、意識は飛んでいなかったので大丈夫です」と、打たれ強さを発揮した。
「自分の方が今回の試合に懸ける気持ちが大きかった。東京では無名なのでチャレンジャーの気持ちで行ったのが優っていたと思います」と、気持ちの部分が勝因だったと語る。
準決勝については「4月の大会(残りの1回戦2試合が行われる)でどっち(山口裕人と秀樹)が勝って来ても打ち合いになると思う。準決勝の6月までまだ時間があるので、沖縄で力を溜めていい試合になるように頑張ります」と意気込んだ。
※2・12『KNOCK OUT FIRST IMPACT』の全試合結果
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